12/24/2014

2014年を振り返って

今年も残すところあと一週間。この一年を振り返ろうにもすでに何があったか良く覚えていない部分もあったりして、自分のブログを読み返しつつ「あ〜、あれは今年だったか」とか「え? そんなことあったっけ?」とか思っているのですが、そもそもまだ一週間あるのにすでに一年の総括ということは、もう今年はブログを更新しない宣言とも取れるわけです。その受け取り方は当たっております。はい。

あと、あれですね。あまりブログを書かなかったおかげで振り返るのが非常に楽です。こんなに楽でいいんですかね。<良くない

まず、今年はあまり大きな買い物をしませんでした。その中でベストバイと言えばBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンのQuietComfort 25です。何年もずっと興味がありつつも手を出していなかった分野ですが、届いた瞬間にもっと早くに買っておけば良かったと思いました。電車や飛行機内で特に活躍しそうです。音量を上げなくても聞こえやすくなったので耳への負荷も低いはず。そしてBOSEのこのシリーズは頭の締め付け感がほとんどないのも魅力です。

もう一つはGoogleブランドのタブレットNexus 9です。ずっと初代iPadを使っていましたが遂にiOSから脱却しました。自分の使い方だとAndroidの方が使いやすいんです。さらに今回はHTC製ということで即購入。Nexusシリーズは素のAndroidが入っているのですが、このタブレットを通してわかったことは自分にはHTCのUIが必要であることと、Wi-FiのみでなくSIMが刺せるモデルの方が良かったかなと言うこと。iPadの頃は使い勝手が自分的にいまいちイケてない部分があったために使用頻度がさほど高くなくWi-Fiモデルでも不満なかったのですがAndroidになったら使用頻度が上がり、これだとこれ一台でデータ通信が出来る方が望ましい。でもそのあたりを検証するためもあってこのモデルを購入したのでこれはこれで納得しております。が、HTCが来年タブレットを出したらそっちに飛びついてしまうかもしれません。
Nexus 9では流行の開封動画をやってみました。英語の練習のモチベーション向上のためというのがもう一つのテーマで、でもまだまだ自分の発音はアレなところも多いのであくまでも英語はおまけであってメインはレビューですよ、と。そんな言い訳をちらつかせつつのアップでした。

人生初の試みとしてはTOEICを受けてみました。周囲から「秋元さんは英語が出来る」と思われがちな環境にいることが多いのですが自覚としてはそんなことは全くなく、いつも英語となると、しかも会話となるとあたふたしているのです。で、実際自分の力はどうなのかと、英検すら受けたことなかったので受けてみました。一つの試験が120分あるなんて始めての経験で集中力が途切れそうになりつつも解き切り、結果を見ると意に反して予想よりスコアが高かったのです。でも、巷にあるそのスコアだとこれくらいのことが出来る、みたいな表を見ると自分の力はは明らかにそこに届いていない。で、さらに慌てて今になって高校卒業以来(大学では英語の勉強やってなかったしね)、最も真面目にその表が言ってることと自分の力を一致させるべく勉強しております。

で、英語と言えば発音の独学は他(文法とか)と違って正解・不正解の境界が曖昧で、自分の現在地が判断しづらいため独学ではかなり難しいと感じ始めてていました。そこまで神経質にならなくてもそれなりに通じるという気もする一方、押さえるところは押さえておかないと聞き手に負担を与えることも起こりえます。私が「やっぱり発音って大事だなぁ」と思ったきっかけは何年も前、知り合いがアメリカ人相手にカードマジックを見せていて「カット・プリーズ(Cut, please.)」と言ったんです。シチュエーション的にどう考えても通じるだろう、と。発音がカタカナ寄りであったとしても目の前にトランプ一組があるわけですよ。なのに三回言って通じない。カタカナの「カ」に相当する音が英語には沢山あるために想像可能な範囲を超えてしまったのか、まあ、とても驚きのシーンでした。カタカナ三文字、英語の音で言ったらたったの1音節ですよ。なのに通じない。あるセリフを発したときにその流れ、タイミングでマジック的な何かをやろうと思っているときに言葉が通じないために流れが途切れるのは致命傷になる場合があるわけで、発音もある程度やっておかないと、と思うようになりましたがなかなかどうすればいいのかわからない。
で、数年前にネットで発音についての解説を音声でしている藤井Atchanさんという方を知ったのですが、この解説が非常にしっくり来たわけです。単に音を出して、この音真似して、だけでなく、音をどのように出すか、そのための練習はどうするか、何故日本人の耳にそう聞こえるような音となるのか、などが解説されていました。で、しばらく探していたらDL Marketなるところで個々の音の解説音声データ教材を販売しているのを発見しそれで勉強開始したのがもう二年前ですかね。これは、ホント、発音を勉強したい方にはお勧めです。気になる音だけちょっと試しに聞いてみることもこの値段(360円)なら出来るでしょう。

ずっと1ユーザーとして教材を購入していたのですが、一度ご本人にお会いして話を聞きたいと思い、連絡先を見つけて会う約束を取り付けたのが今年の8月。結果的には自分の人生上の良い出会いにランクインする出来事となりました。

で、最後はマジックバー・サプライズが5周年、記念イベントを日立目白クラブで行いました。昭和三年に建てられた建物で昭和の香り漂う落ち着いた雰囲気でクロースアップのショーをさせていただきました。完全なショー形式なので演目も構成を練り、普段のマジックバー・サプライズでの演技とはまた違う楽しさを感じていただけたのではないかと思います(下のムービーは私のショーで使ったオープニング用ムービーです)。



【番外編】
全く個人レベルの話ですが、私がよく行くイタリアンのお店があります。何故か、このエリア狭い中に五件(もっとあるかも)ものイタリアン・レストランがあります。全部一度は行ってみたのですがその中で味、価格、スタッフの方の対応などどれも気持ち良く、しばしば通う店となったのが桜台にあるCAROというお店です。私の知り合い数名に紹介しましたが誰にも好評で、私が一人でカウンターで食べているときも他のお客さんが「ホント、美味しい」と言っているのが聞こえてくることが良くあります。
ただ、上に書いたように何故かイタリアン激戦区でして、でもこのお店には繁盛して欲しいなぁ、と。で、勝手にCAROのFacebookページ(Facebookアカウントをお持ちでない方もご覧いただけます)を作って押しつけてきました。で、そのお礼と言うことで料理を一品頂いてしまったりしたことがあるのですが、こうなると新手のたかりではないかと思うわけです。勝手にFacebookページを作って料理をせしめる、みたいな。
さておき、近くにお越しの際は是非お立ち寄りを。

11/30/2014

第6回ETS英語能力リサーチ受けてきました

第6回ETS英語能力リサーチなるものを受けてきました。これはTOEICのベータテストみたいなもんで新たな問題形式を作ったり既存のものを修正したりするためのリサーチのテストで参加者にはスコアは教えてもらえないのですが、謝礼がもらえます。まさにその謝礼に目がくらんで受けてきました。
試験時間はまさかの約2時間10分(リスニング48分、リーディング80分)で人生最長のテストとなりました。私はBグループでして、会場ではAとBで部屋が違いましたから問題も二種類あったと思われます。さて、6月に最初で最後(!)のTOEICを受け、そのときは数分時間を余らせたのですが今回はなんと問題の方を10問以上余らせました。処理能力は落ちていないと思うので難易度が高いんでしょうね。例えば・・・、

【初出時に詳しく書き過ぎた感があるので少しぼやかして書きます】
リスニング、会話形式のやつが中には長いのがあり、集中力を保たせるのが本試験より大変です。もうね、アメリカのTVドラマのワンシーンかと思いましたよ。長くて。あと、先読みと呼ばれる、設問を音声が読み上げているうちにさっさと次の問題の設問を読み、何が問われるかを頭に入れその問題の音声が始まったら答がわかった順に次々とマークしていく、で、その問題の設問が読み上げられているときは次の設問へ・・・という手法がありますが、なんといくつかの問題ではそれを阻止するつもり・・・かどうかは定かでありませんが、全体を聞いて理解してその後に設問を読む(聞く)という、いわゆる普通の順序でないと解きづらい問題がありました。それとリーディングパートにも、今までなら答えに関する記述がありそうなところだけ拾い読みをすることが可能な場合も多々ありましたが、ここでは全体を読んで理解しないと解きづらい問題が。

要はテクニックで解くのではなくて、ちゃんと実力で聞いて・読んで、それらを理解して解答する、ということをさせたいのだろうなぁと感じられる設問がありました。で、量が多いために難易度も高く感じ、そんなこんなで10問以上余りました。リサーチなので自分がここまで解いたと言うことを明確にするように(望まれてないかもですが)塗り絵はせずに潔く解けなかったところは空白で提出。
謝礼はAmazonクーポンなんですがもう買うものも決まっているのであとは届くのを待つばかり。今日は解放感に浸りつつ、いや、それほど束縛感受けてないですけどね。今回は練習ほとんどしなかったし。それはそれとして何か美味しいものを食べに行きます。

さて、こちらのブログでもご紹介しておくと、英語は独学で今までなんとかしてきて、それで何とかなると思ってきましたが遂に降参です。具体的には発音がですね、やはりネイティブ並は無理にしてもどこまでやれば通じるのか、どこは改善しないといけないのかその距離感が掴めない。というわけで以前からネットで発音解説をされていて、教え方が上手だなと思っていた方に一方的に押しかけて教えてもらい始めたのですが、え~、藤井 Atchanという方です。で、その方と英語について話してそれをYouTubeにアップするというのを始めまして、まぁ、英語の音の出し方の解説ではなくてもっと考え方などの話しですが藤井さんの考えは正攻法というか、巷で宣伝されているような楽に身につく方法はない、と。地道な努力で文法とボキャブラリを学び、音は聞き手に誤解や負担を与えないための音を学ぶべきだという考えが根底にあります。waterはワーラーの方がネイティブっぽくて格好良いとかそんなんじゃないんですね。ワーラーを狙って却って伝わりづらくなるのならウォーターの方が良いし、どっちで言うかの問題でなくて水は水だと。伝えたいのは水。そんな考え方です。お時間あるときにお聞き下さい。

11/07/2014

Nexus 9 Unboxing 到着・開封(光漏れ? 裏面は?)

Nexus 9、遂に発売されましたがバックライトの光漏れや裏面が押すとへこむ問題、通称「ペコちゃん問題」などが指摘されています。で、実際のところどうなのかを動画で紹介してみました。結論から言うと私にとってはそこまで気にするほどではないかと思いますが、そのあたりは個人の感覚であり値段とクオリティの落としどころをどのあたりに持つかの問題です。なので実際に見てもらうのが早いだろうと思います。

さておき、少々前置き。
ずっと初代iPadを使ってましてさすがにOSのアップデートも終わってるし動作も遅くなってるし新しいタブレットが必要・・・なんてことを流石に一年くらい前から思ってまして、HTCが好きな自分としてはずっとHTCから出るのを待ってたわけですが、この度、HTCブランドでなくてNexusブランドで出すという知らせを聞き、受注開始と同時に間髪入れずに注文の運びとなりました。

長期に渡る出す出す詐欺というか、この発表会で発表されるのでは?と噂が出ては「やっぱり違った」の繰り返しの日々を経過して長い間待ってた中でのやっとの入手です。もう一年近くそんな期間があったんじゃないですかね。すでに覚えてないですが。
本当はそのうちHTCからほぼスペック一緒のが出るかもだからそれをまとうかとも思ったのですがそれは現状では不確定ですし、タブレットそのものは早めに欲しいしで、考えたのが、このままHTC版を待ったとしたら出て早々に購入するから定価買い。もしNexus買っておけばHTC版が出てもそこまで飛びつかずに少し値が下がるのを待てる。で、下がってから買ってNexus売っちゃえば、トータルコストはHTC版のみ購入より上がるにしても早くからタブレット持てるし諸々考えてなかなか良い選択では? と、そう自分を納得させて購入に踏み切ったわけです。
ちゃんと技適マークも付いてますし動作も軽快。そりゃ初代iPadに比べたらどんなタブレットも軽快と思いますけども。質感は流石にHTC ONEほどではないですがAndroidの使い勝手は好きですし、HTCには頑張ってもらいたいし良い買い物でした。

さて、この動画、何で英語なの?って話は大きな理由は自分の練習。あれですよ。やっぱり人前に出すとなると力の入り方が違う。何かこんなことでもしてないと練習のモチベーション維持が出来ないわけで、まぁ、みなさまにはお付き合いいただいてしまい申し訳ないなぁと思いつつの投稿。話す練習しなきゃなぁと思ったのが二年くらい前、発音を意識し始めたのが一年くらい前、なかなか遠い道のりです。で、もう一つの理由はFacebookとかに自分の動画リンクはるときに、その動画の制作時、海外の知り合いも意識してしたまに日本語話して英語字幕付けるんですがあれが結構大変。つまり絶対に日本語力>>>英語力なわけで、気付いたのが好き勝手に日本語話してから英訳作るより英語ベースにして日本語訳考える方が遙かに楽だということ。日本語字幕は日本語ネイティブな私が作ってますので誤訳はないはず。

10/27/2014

マジックバー・サプライズ五周年イベント

10月26日に日立目白クラブでマジックバー・サプライズの五周年記念イベントを行いました。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。日立目白クラブは昭和三年に建てられ、現在では東京都選定歴史的建造物となっております。昭和の香り漂う大変落ち着いた雰囲気の建物です。
今回はクロースアップ・マジック~サロンマジックのスケールのマジックを様々スタイルでご覧頂くというテーマで、私は専用に一部屋使わせて頂き25分の演技を行いました。
相変わらず私の演技はマジックの道具より電子機器の方が体積も質量も大きく、案の定、一夜明けた現在はに筋肉痛がやってきました。
マジックは昼の回、夜の回ともノーミスという珍しい(<をい)出来で、大抵は物理的なミスや忘れ物はさておいて、ちょっとした引っかかり、あれはあそこに置くのではなかったとか、サインペンはこのポケットでなくてあっちのポケットに入れておくはずだったとか、初見の方はもしかしたら気付かないかもしれませんが私にとってはあとで反省する事柄というのが起こることもあるのです。が、「が」ですよ、今回はそんなこともなく二回とも終えることが出来ました。演技的な出来も満足すべきものだったと思います。
ただ、一方で構成上、ハンドリング上の問題がありまして、これは何年も前から修正したり試したりしている点で、当初よりは改善されたもののまだ、もうすこしどうにかいしたい点が残っています。つまり演技の質としては良かったものの、あの構成をこのまま使っても全体の質としては頭打ちになってしまうのではないか、という、その部分にそろそろ差し掛かったのかもしれません。
さて、下のムービーは今回の演技のために作ったオープニング用のムービーです。今後はこれを自分のショーのオープニングに(使えるときは)使おうと考えています。たった1分20秒なのですが丸二日かかりました。撮ったテイクは120以上。重箱の隅レベルなのですがどうしても気になる箇所というのが目に付くと直したくなってしまうんですよね。また、マジック的な不満点ではないですがカメラの自動露出補正が働いてしまっているところは早急に直したい箇所です。
最後となりますが、この五年間、サプライズを支えて下さった皆様、ありがとうございます。また、このような素敵な場所での演技の機会を与えて下さった雅仙様にも感謝いたします。

8/26/2014

友達と雑談ムービー:三志郎さんの巻

自分の人生記録の一端として始めた友達とただ雑談しているところを撮影したムービーですが最近停滞しております。停滞というか、まぁ、頼めるマジシャンの知り合いがこんなもんってところなのですね。きっと。ただ、もともとは自分の交流の記録という意味合いが強いので本当は撮りたい人はマジシャンだけではないのです。が、何となく観る人の目を気にして人前に出る仕事であるマジシャンを話し相手に選んで出て頂いてここまで来たわけです。
が、自分の人生で関わりがある人と考えるなら、非マジシャンの友人とか、学生時代にお世話になった先生とか、行きつけのお店のスタッフの方々とか、それこそ隣に住んでいる人とか、本当は自分にとって意味がある人なら記録に残しておきたいわけですよ。公開できるかどうかは別ですが。
そんなことを考えつつも少し前に撮影したこちらをご紹介。マジシャンの三志郎さんです。ま、「さん」なんて普段は付けてないですけども。
彼と最初に会ったのはいつのことだったか。もうかなり前です。一年に一回会うか会わないか、というか会わない関係ですが縁は切れずに続いています。話のテーマ選びや思考の方向の感性が合うのでしょう。例によってほとんどマジックの話はしていません。あと、長時間話過ぎて気付けばカメラがいつの間にか泊まっていました。あとでわかったのですがカメラにSONYのミラーレスを使っていまして動画専用というわけではないので長時間撮影していたら熱を持って保護のために止まってしまったようです。そんなわけで話が繋がってなかったりしますが、まぁそこは大目に見てやって下さい。


8/01/2014

聞き流すだけでは英語は習得できません

聞き流すだけでは英語は習得できません。

以前にも書きましたが大事なことなので繰り返してみました。英語だと大なり小なり日常生活で、またはこれまでの人生で英語に触れているのでうっかり聞き流しで習得できるかもと思ってしまいますが、自分が文法も単語も全く知らない言葉が話されている外国に放り込まれることを想像すると良いと思います。聞き流すのが前提ですからケビン・コスナーがインディ・・・いや、違った、ネイティブ・アメリカンとコミュニケーション取るときにやっていたように単語について尋ねたり、何か話してリアクションを得たりというインタラクティブな体験をしてはいけません。あくまでも聞くだけ。・・・私には一年やそこらで話せるようになる気がしません。


10年くらいいたらもしかしたら、という気にはなりますけども。
それよりも英語を聞き流して得られるとしたらそれは「英語を聞き流すことが出来る能力」です。初めて海外に行ったときそうでしたが機内アナウンスやタクシー内で聞こえてくるラジオや、街行く人々の会話や、そういうのがことごとく聞き取れず、わ~、と思ったものです。ああいうのを全く気にせず聞き流せるようになると思います。それはそれで得難いスキルかもしれません。
大人の頭にとっての英語習得の近道は覚悟を決めて中学、高校レベルの文法を学ぶことでしょう。あと必要最低限のボキャブラリ。どんな単語が必要かは何がしたいかによって異なると思います。そして、その意味で学校英語は一部で言われているほど間違っていません。というか、諸条件を考えるとあれより良い方法ってなかなかないのではないかと思います。
過剰なネイティブ信仰も危険で、ネイティブから学ぼうと思ってもあの人たちはどうやったらこの音が出せるか、どうすれば聞き取れるか、如何にして滞りなく話すか、なんてことを気にせずに英語を身につけちゃった人たちですから(教え方を真剣に考えて体系を持ってる方々は除きますけども)。
そんなことを考えつつも今の私の課題はですね、TOEICのスコアのレベルの目安、つまりスコアによってどんなことが出来るかの一覧を見ると、さすがに本家サイトの出来ることには読むことと聞くことに関してしか書いてないのですが、別のサイトでは


  • Non-Native として十分なコミュニケーションができるレベル。
  • 経験した範囲内では、専門外の分野の話題でも十分な理解と、ふさわしい表現ができる。
  • Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文 のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。


などと書いてあって自分の実情を全く表してないわけですよ。高過ぎ。これくらい出来てたら英語の勉強はもう終了します。はい。でも世間の幻想ってこうなんだろうなと思うわけです。で、何とか幻想に近づくようにと去年後半からはゆる~く英語力強化キャンペーン実施中です。

7/16/2014

TOEICのスコアが出ました

遂に6月に受けたTOEICのスコアが出ました。リスニングが470点、リーディングが420点で合計890点。漠然と予想していたスコアより高く、それはそれで嬉しいのですが自分の中ではTOEICのスコアは狙うものでなくてあくまでも結果です。このスコアだとうっかり欲が出てさらなる高い点を狙いに行ってしまいそうですが、TOEICのための英語勉強というのは本来自分が身につけたいものとずれますしね。下の動画はFacebookに公開した動画の最後のシーンをもう少し長くしたもので、Facebookにアップしたときはこのブログへのイントロのつもりもあったので点数が映るのは3フレームだったのですがみなさん動体視力が良いようで読めた人が多かったです。ちょっとびっくり。



TOEICを受けるに当たっては、試験の形式に慣れておかないと実力すら出せないかなと思って模試を5セットやりました。時間を計ってその中で問題を解き、終わったら記憶があるうちに今度は自分が使いたい時間だけ使ってわからないところは調べつつもう一度解く。こんなことをすると1セットにつき5〜6時間は必要になるので受験前一週間で25〜30時間を準備に費やした計算でしょうか。

TOEICのことを調べていたときに他の英語勉強法(TOEICのではなく)サイトとか英語教材の紹介サイトなどに寄り道して色々と読んでいたのですが、まぁ、色々ありますな〜。TOEICの下準備のつもりが現実逃避してそんなサイトを読み込んでしまいましたよ。で、色々と考えてました。まず、「英語なんて文法とか発音とか気にしているからしゃべれなくなる。そんなの気にせずに堂々と話せば良い」という方針。何て言うんですかね、マジックと一緒です。いざ人に見せようってときに「これまだ自信ないから」と萎縮してしまうのは良くない。かといって、「あの程度で驚いてもらえたぞ。そうか、こんなもんでいいのか」と練習を全くしなくなってしまうのも良くない。練習は丁寧に向上心を持って、本番は物怖じせずに堂々と、です。英語でも同じ。「なんだ、カタカナ発音、文章でなくて単語だけでも案外通じるじゃん」と言ってそこで立ち止まってしまうと向上しなくなります。そしてそれは通じてはいても大抵の場合は相手に負担がかかっています。

あと「聞き流すだけで気付けば英語が口から出てきます。だって子供の頃はそうやって日本語覚えたでしょ?」ってやつ。あれもどうなんでしょうね? 私は使ったことがないので判断出来る立場にないですけど、子供が言葉を覚えるのって周囲がわかりやすい言葉でゆっくり話しかけてくれて、自分が口真似で音を発すれば全力で褒めてくれ、何が言いたいのかを努力して理解しようとしてくれる環境が24時間体制であるわけです。それでも簡単な文章を話せるまで数年かかります。それを通勤の往復時間に聞くだけで短期間でトレースできるとはどうしても思いづらい。しかもすでに日本語を習得してしまっているので発音はカタカナに引っ張られるし、文法は日本語文法に引っ張られる。言いたいことも子供の頃より複雑化することもあるわけで、それがなかなか言えないストレスとも闘わねばならない。などを考えると続けるのはかなり辛いんじゃないかなぁ。すでに文法を理解して習得する理解力があるのなら、そこから入った方が結果的に近道と思います。

学校の英語の教え方、色々批判も聞きますが今のシステムの中であれはあれで良いと思います。幾つか部分的には「う〜ん」なところもありますが大筋においてはあれで良い。むしろ批判する人には、どうすれば良いのかを聞きたいくらい。実践を実践で使えるものにするために経験を積む場が少ないってのはありますが、それはもう英語に限らないわけで微積分だって俳句のルールだって教わるけど、実用レベルで使えるようになるためには自分で訓練するしかない。他の教科と比べて英語にだけ求めるものが大きいから、「英語教育が間違っている」という意見に賛同してしまいがちですが、数学だって二次方程式は解けなくて自信を持って使えるのはかけ算九九までとか、理科で覚えてることと言ったら地球は自転と公転してるとか、植物は光合成するとかそれだってうっかり植物は二酸化炭素を吸って酸素をはく「呼吸」をしているとか間違えちゃう人もいますから。そのレベルで言えばもうThis is a pen. が言えてWhat time is it?が読んで理解できたら同じくらいじゃないでしょうかね。

私が中学高校英語肯定派なのは私の英語は中学と高校で教わったものがベースであとはマジックの英語の本をファックスで買うため、それを読むため、好きな作家の本を日本語訳を待たずに読むためなど趣味を通じて得たということもあるだろうと思います。マジックをやっているという状況は英語に接する機会がある、トレーニングの場として使えるという意味で役立っていてちょっとだけ有利かもしれません。
で、何が言いたいかというと中学・高校の英語はそんなに間違ってないよ、と。中学生高校生の方(がここを読んでいる確率はとても低いと思いますが)は今学校でやっている英語を忘れてしまうと社会人になってまたやり直さなくてはならず二度手間だから忘れないでいるのが効率良いよ、と。一生英語を使わないならそれでも全然問題ないのですが案外私の周りで「もっと英語を真面目にやっておけば良かった」と言う人が最近(三十後半から四十後半の年齢で)になって増えています。これはそれまでは日本語で出来る範囲で色々な満足が得られていたもののそこをカバーし尽くしてしまうと仕事や趣味の情報、行動範囲を広げる目的で英語が出来ればなぁと思い至るタイミングなのではないかと思います。で、実際やり直そうとしている人は楽して効果を得ようとするより意を決して文法からやり直した方が結果として近道ですよ、と。そして発音もやっておいた方が聞き手に負荷を与えないし言える言葉は聞き取れるようになります。そんなところですかねぇ。

7/02/2014

第10回の友人はこの人

TOEICの話が続いたので、このあたりで別の話を。
私の友人・知人とただ雑談をするというムービーですがついに10回目です。10回と言っても1人が2回にまたがっていたりもするので10人目というわけではないのですが、回数的には節目の回と言うことでこの人に出てもらいました。出てもらいましたなんて丁寧な表現を使うのもどうかと思いますが、出してあげました、くらいが適当でしょうか。



この手の動画、作ることを考えると直線で右半分・左半分とかわけられるといいのですが、往々にして撮ってからそう簡単にいかないことに気付きます。それと声をどう合わせるかも考えどころ。下のムービーは何年も前にマジックに使うために作ったものですが、このときには「ピッ、ピッ、ピッ・・・」とキューに使う音を出して撮影し、編集時にその音を取り除きました。



撮ってから気付いた反省点は人同士が重なってしまっていること。最後は1フレームずつPhotoshopで直すことになりました。

それで、今回のこれ。今回は会話なので先にキューの発信音みたいのを作ってそれに合わせるというのは無理かある。で、次に考えたのが先に会話を音だけで録っておいてそれをオーディオプレーヤーに入れてイヤフォンで機器ながら話す。きっとSHURE掛けしたら宇ケーブルも上手く隠せるだろう・・・と思ったものの音を聞きながら話すのは練習が必要そうだし、ケーブルがちょっとでも見えたら撮り直したくなるだろうし、と。結果的にはもっと楽な方法で、というかかなり手を抜いて撮影することにしました。

6/29/2014

人生初のTOEIC受験(続TOEICについて思うことの巻)

前回からの続きです。
まだ、今回のスコアが出るのは少し先ですが、では思ったより高いスコアが出たとしたら、ん〜、でもあのあたりは文を理解せずに括弧の前後見て解いただけだしなぁ、と、実際は実力はそこまでないよなぁ感を抱くと思うんですが、他人ごととして客観的に考えると私の知る範囲の知人で受験したことある人のスコアはそれぞれの人がそれぞれ妥当なレンジに収まっている気もしますし、英語力が変わらなければ何度受けても大体同じようなスコアになるとも聞きます。



発音やスピーキングのテストはありませんから、このあたりは音が聞けると言うことはその音を発することもそこそこ出来るだろうとか、リスニングやリーディングがここまで出来ると言うことはスピーキングもそれなりに出来るだろうとか、間接的な推測をするしかない領域で、実際、外国人を前にしての会話にさほどストレスがなくてもスコアはあまり高くないとか、その逆とかそんな例もあるだろうと思います。

でも、それでも英語の下地というか英語力というかは割と正確に評価されるのではないかなと思いました。だからスコアの割に実践の会話の場では上手に聞けない・話せないとか、一読しただけでは英文の内容が頭に入ってこないとか自分なりの不満足点を抱えている人も、それはもうスコアなりの下地はあると。あとはその力をどう実践の場で使えるようにするかというリアルタイム処理のプロセスに慣れていないだけなので、そこに適した練習をすれば飛躍的に実践力が着くのではないかと思います。

逆に言うと実際のコミュニケーションの場ではストレスないし、英文も一読で頭に入ってくるのにスコアが不本意に悪いと感じる場合は、それきっと、「コミュニケーションの場でストレス感じてないのはおめーだけで、相手はストレス感じまくり、言いたいことをくみ取ろうと必死で頑張っとるんじゃ!」とか、「それ、文章全部は読めてなくて一部から全体を想像する壮大な想像力の産物。発掘された数片の土器のパーツから全体を復元してくれるあれと一緒?」みたいなことになってるんじゃないでしょうか。

ですからTOEICは自分の課題とか現状を知るのには割と良いツールだと思います。まぁ、そうは言っても何しろ一回受けただけ、TOEIC初心者の私の言うことですしスコアもまだですから7月下旬以降で急に私がTOEICの話をしなくなったり否定派にまわった際には察してやって下さい。

人生初のTOEIC受験(TOEICについて思うことの巻)

TOEICの試験の準備をして試験を受け、では自分の中でTOEICをどう捉えるかというのが今回の話。ひとまずここでTOEIC話は一区切りとします。

趣味のありようの1つとして手段自体の目的化というのがあります。例えば速いコンピューターはもともとは仕事の効率のためや快適なゲーム環境のために欲しかったもので、そこから自作の道にはまり次第にベンチマークスコアに一喜一憂。速いコンピューターを組むことが目的化。他にもそんな例は色々あると思います。ですからTOEICで英語レベルを測ることがもともとの目的でも次第にスコアアップに特化した勉強を積みハイスコアを出すことが目的となる、つまりTOEICが一種の趣味となるパターンもあって良いと思います。

でも、私にとってのTOEICはやはり物差しです。自分の英語力を伸ばした結果、スコアがそれに応じて付いてくるという順序。自分の反射神経を測るためにモグラ叩きゲーム(そういえば、最近見ないね)をやってみる、と。それは良いのですが、じゃぁ、モグラ叩きゲームで好成績を出すためにモグラの出る順番やパターンを覚えてしまい、それで好成績が出たからと言ってそれは反射神経が向上したとは言い難いわけです。でもモグラが3匹同時に出てくることがあることを知り、その場合はどう体を使ってどの順で叩くと良いかを事前に練習しておく、くらいは反射神経の範疇と考えて良いのかな、と思います。まぁ、これが拡張されると最初からの出現パターン丸暗記になるわけでどこに境界線を引くかは個人の判断となりますが、TOEICに関して言えばリスニング時の先読みとか、PART5で品詞で正解を導く程度は「あり」の範囲に入れました。

一方、TOEICに出やすい単語から優先的に覚える勉強とか、あとよく言われていることですが過去の問題の使い回しに近いものがたまに出るので過去問に慣れていると回答しやすいらしいですし(私は一回しか受けてないので真偽はわかりませんが)、それにリスニングのキャスト達は固定されているのでその人の声と話し方に慣れていると本番でも聞きやすい、なんてところは、私にとっては境界線の向こう側。

ところでTOECの問題を問題集で見たときの第一印象は「それほど難しくない」でした。勿論全部理解できるわけではないですが、もっと難しい文章を想像していたところ、実際は長文であっても内容はメールの返信とか、商品をオーダーしたときの返信とか、何かのイベントの広告とか、日常生活で目にしそうなレベルです。うっかり自分を誤解してしまい、あれ?英語力いつの間にか上がってる? と思って自分が卒業した大学の入試問題を覗いてみたらこれが全く歯が立たない。何で大学に入れたんだろう?

で、TOEIC、個々はそこまで難しくないのに何故解ききれないかというと量が大量だからですが、「そりゃ、おめ〜の読むスピードが小学生よりおっそいからじゃ〜!」という声が聞こえてくるわけで、ということはそこそこ教養のあるネイティブが受ければ950前後は取れるという話は、まぁ、本当なんでしょうね。英文の内容自体はそんなに込み入ってないし難しくないですから。今回でこのテーマは終わらせようと思ったら思いの外、長くなりましたので続きは次回へ。

6/25/2014

人生初のTOEIC受験(当日の巻)

前日までの練習で何とか時間内に解き切れましたが(一回だけ)、懸案事項は2つあって1つは勿論時間のこと、もう一つは集中力。どうしても1、2回は解答中に「もうどうでもいいや」という気分の兆候がやって来るんです。120分、延々と英語のテストを受けるなんてやったことない、というか120分のテストってどんな分野であっても受けたことなかったのではないかと思います。


当日はテストを受けることからの久々のこの種の緊張感を味わってまして、こんなのもたまには悪くないななどと考えましたが、これは、まぁ、このテストに人生が1パーセントもかかってないから脳天気に言えるという点はあると思います。受付を済ませて席に着き、ふと前を見ると昔むか〜しに見たようなラジカセが置いてあり、不安に襲われました。リスニングにおける音質と音の聴き方って割と重要で、やはりクリアな音で聞く方が耳に入って来やすいのです。また、集中力が持続しているうちはスピーカーからの音を聞くのもイヤフォンやヘッドフォンで聞くのもあまり差がありませんが、集中力が少し落ちたときでもイヤフォンやヘッドフォンで聞いていると耳に音を強制的に流し込んでくれるので言っていることが理解しやすいです。この点、リスニングのトレーニングをポータブルプレーヤーでしている人は注意が必要な点かもしれません。今回は前から二列目の席だったのでラジカセまでの距離は近い方でしたが、大きな教室の後方の席でラジカセからの音を聞くのはさらに集中力が必要でしょう。一瞬だけ、家で聞くときもスピーカーで再生して少しリバーブをかけて明瞭さを下げてのトレーニングをしておけば良かったかもと思いました。でも、思っただけできっとこれからもそんなことはしないと思います。だって面倒だから。

で、試験開始。PART1は1つ、全く知らない単語のオンパレードだった問題があり、まぁこういうのは考えたところでわかるわけがないですから悩まずに適当に選ぶしかないですね。本番で重要なのはとにかく悩まないこと、時間を無駄にかけないこと、終わったことを引きずらないこと。これが出来ないとどんどん問題に置いて行かれます。・・・とは思うもののPART3で先読みのリズムが崩れ、立て直すまでに練習時以上に時間がかかりかなり落としました。練習時なら今取りかかっているところをあっさり捨ててさっさと次に進めたと思うんですけどね。それなら失っても最大3問です。今回は「もう少し考えよう」という意識に引っ張られ過ぎました。

そんなこんなでリスニングの45分が終わり、続いてリーディングの75分へ。リスニング中にリーディングパートの問題を読むのは禁止なのですが、リスニングの最後の問題をマークし終わったあたりで周囲からページをめくる音が。「ん〜、これくらいは良いのかなぁ」などと迷いつつもリスニングに進むよう指示があるまで待ってました。ここで進んでしまえば数十秒の得がありますね。PART5は時間貯金を作るよう、正解が見えたら不正解の検証はしないと決めてましたが、ついね、色々見てしまう。「練習時より丁寧に考えてんじゃないの?」などと自問自答しつつ進んで行きました。

解答用紙が残り3列、つまりあと30問というところで時計を見るとあと30分。「あれ?間に合うかも」脳がオーバークロックされてたんでしょうかね?割と色々な箇所を丁寧に読み込んでしまった気がしてたのですが、これなら1列を10分で解けば間に合う計算です。つまり1問に1分。集中力も続いています。そのまま淡々と解いていき終わったところで時計を見ると2分前。さすがに見直す気力はなく、夕食は何を食べようかとか今回のことをブログにどうまとめるかとかそんなことを考えながら終了を待っていたのでした。

で、結局TOEICを受けてみてどうだったかと言う話はまた次回に書かせていただきます。

6/23/2014

人生初のTOEIC受験(準備の巻)

前回、何故受けようと思うに至ったかは書きました。問題集も買いました。これで準備完了・・・と思ったら、それよりも何よりも、もう20年くらい試験というものを受けたことがないのでシャーペンと消しゴムが私の家にはないのでした。今はマークシート用のシャーペンが売られていると教えてもらい、それを購入。これで準備完了・・・と思ったら試験会場ではスマートフォンを机の上に置いてはいけないとのこと。まぁ、それはそうですね。単語調べたり外部と連絡取ったり出来てしまいますから。ということは時間をチェックするには腕時計が必要なのですが普段、腕時計を付けない私が引き出しの中の腕時計を見てみると三つとも止まっていました。なので今度は腕時計のバッテリー交換。これで準備完了。今度こそ完了。



さて、ここに来て頭をふとよぎったのが、「あれ? リスニングで流れる英語ってどこの英語?」という件。普段は観る映画にしても旅行先にしてもアメリカ英語を聞く機会が圧倒的に多いわけですが、もしかしてリスニングはイギリス英語? ここで、マークシート用シャーペンの存在を教えてくれた、英語をお仕事にもされている知り合いに聞いてみるとなんとアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの英語が均等に出てくるとのこと。オーストラリアまで? 衝撃を受けつつ同じ文章をイギリス英語とアメリカ英語の両方で聞いてみるためにこんなサイトを覗いてみると、イギリス英語が笑うほど聞き取れない。自分の耳の英語対応力が十年以上戻ったかのようです。とは言ってもたった数週間で劇的にイギリス英語耳やオーストラリア英語耳がやしなわれるわけでもないのでここはどうしようもないと早々に思いました。

さて、気を取り直して問題集を解いてみると120分で200問、と言ってもリスニングの45分は流れる音声に合わせて解くので、ここは遅くも早くもならず、75分でリーディングの100問を解くわけですが、なんと30問も解き残しました。殊更、急いだわけでもないけど、そんなに意識して時間をかけたわけでもなくナチュラルなペースで解いたらまったく時間が足りない。もう少し急がないといけないと思って考えたのですが、PART5の括弧埋め問題で出来るだけ時間の貯金を作らないといけない、そのためには文章全体を読まなくても解ける問題は読まずに埋める。具体的には例えば括弧を無視して読んでも文章に破綻がないならそこには副詞が入るから意味なんかわからなくても選択肢に副詞が一つしかなければそれを入れるとか、bothがあったらandを探し、eitherがあればorを探すとか・・・。もうこうなってくると英語の実力を測るテストと言うより英語のルールを使った答え早探し競争じゃないの?と思わなくもないのですが、ではTOEICのスコアが英語力を反映しないかというと、それはそれで機能していると思います。が、これはまた機を改めて。

まぁ、あまり「TOEIC対策」的なことを駆使してテストを受けるのは、自分の英語力を客観的に評価したいという本来の趣旨から外れることにもなってしまいますが、しかし受けるからには欲も出てくるわけで以下の事は、それらを出来るかどうかも英語力のうちと割り切って実行することにしました。

まず、リスニングとリーディングともに正解と思われる選択肢を発見したら、残りが確かに間違っていることは検証しない。検証してしまうと時間のロスになります。リスニングは容赦なく次の設問がやってきますし、リーディングはそもそも時間が現状足りていないのだから極力時間短縮を目指す。

さらにリスニングのPART3とPART4では先読みを行う。これは音声が流れてくる前に設問と選択肢に目を通し、何を聞かれるのかを予め頭に入れた上で音声を聞くことで聞き取るポイントを絞ることが出来ます。さらに可能であれば展開されるであろうストーリーを何となくでも予測しておく。そして、音声が流れてきたら答えがわかった順に次々とマークしていき、その音声に関する設問が流れている間に次の問題の先読みを行う。

それと、上に書きましたがPART5では時間貯金を作るために機械的にわかるものは文意を取らずに括弧を埋め、出来るだけ早く抜ける。

テストの一週間前、というかそれ以前はマジックバー・サプライズの温泉ツアーとか、その準備とか、動画の制作とか色々あってTOEICの練習(英語の勉強と言うよりは練習です)に時間を割けなかったのですが、最後の一週間は問題集を使ってこの練習をしました。結局、最初は30問解き残しましたが、その後4セット行った練習のうち最初の2回は10問前後の解き残し、続いて1分超過、最後に1分余り、となり、現状の自分のレベルだともうこんなもんだろうなぁ、とそれ以上必死で頑張ることもせず、ゆる~く納得して当日を迎えました。

6/22/2014

人生初のTOEIC受験(動機の巻)

生まれて初めてTOEICを受けてきました。もう十年以上前から自分の英語力の客観的な評価を測る何かを受けたいと思っていたのですが気付いたら十年以上があっという間に過ぎていたのでここらでひとつ、とやっと受けてみたというわけです。



周囲からは「秋元さんは英語が出来る」と思われているようですがそれは全くの誤解で、何でしょうね? 頻繁に海外に行っているように見えるからってのもあるでしょうし、Facebookにたまにごくごく短い英文を書いているからってのもあるでしょうし(その英文だって高校レベルの文法を間違えてあとでこっそり直していることも少なくないのです)、でも、私が英語でコミュニケーションするためにあたふたしている姿はおろか、上に書いたような断片すら見たことない人からも得意でしょと言われることがあり、もうイメージ戦略の賜物としか言いようがありません。いや、なにも戦略練ってないです。単なる誤解だから。

どんな分野もそうですが、そこに足を踏み入れていない人から見ると少し出来る人と、もの凄くできる人の差がわからなかったりして、少しでも出来る人は得意な人と見てしまいがちというのはありますね。私、何度トライしても将棋は全くダメでして、だから級を持っている人と段を持っている人の強さの差は実感としてはわからないし、私から見れば両者とも圧倒的に強いし、将棋が得意な人というカテゴリーに入ってしまいます。小学校三年生から見たら、中学数学をすいすい解く人も、大学入試レベルの数学をすいすい解く人も、大学で数学を専門に研究している人も数学が得意に見えるに違いありません。

そしてそれらの分野に足を踏み入れ、自分も勉強したり練習したりしてみると道のりの長さ、奥の深さを実感出来、自分はまだまだだなぁ、と思うようになるわけです。で、スター・ウォーズを字幕なしで理解できたらいいなぁとか、海外のマジシャンとコミュニケーションが出来たらいいなぁとか、海外のサイトで知りたい情報をさほどストレスなく調べられるといいなぁと思って英語の勉強を始めた身としては自分の「まだまだ感」を未だに日々痛切に感じているわけです。
あれですよ、良く言う、英語を勉強しているとある日突然、今までが嘘のように人が話している英語がすっと耳に入ってくるという瞬間、あれが未だに私には訪れてこないほどですからまだまだです。そのうち来るのかなぁ。

で、自分の英語力の客観的評価を得、周囲の誤解を解き、もしあまり高くないスコアなら「ね、周りはそう思っていてもTOEICスコアこんなもんですよ」と言えるし、思っていたより高かったら「でも、実際話せるかというとこんなもんなんですよねぇ」と言えるし、まぁ、どちらに転んでも良いかなと思ってました。

目的が自分の現在の力を測ることですから、わざわざ勉強はしないでそのまま受ければいいか、くらいに思っていたのですが、人から少しは勉強した方が良いと言われたり、せめて問題の傾向とか、マークシートの用紙の大きさとか、番号の並ぶ方向くらいは知っていないと余計なところにリソースを食われて実力すら出せないのではと不安になったりで、問題集を買ってみたのがすでに試験一ヶ月前を切った頃です。で、これを時間を計って解いてみたらさらに慌てることになるのですがそれはまた次回へ。

5/20/2014

友達とひたすら雑談ムービー

これから不定期的に私が知人マジシャンや知人非マジシャンの方々、要するに友達と単に雑談する様をビデオに撮ってアップしようと考えまして、その第一弾です。雑談なので深いテーマがあるわけでもなく、見終わると何かが得られるとかそんなのもありません。ネット上のスペースとかネットワークの帯域の無駄遣いという気もしますが、マジシャン達がショーやイベントの紹介でビデオに映ったり演技している姿をアップしたりという公の顔を見せるビデオは多数ありますが、中にはこんな素に近いにもあっても良いかな、と。まぁ、それより何より、私自身がアップした動画を見返して「あ〜、こう人達と付き合いがあったのだなぁ」といずれ思い返す日も来ようかと。
第一回はよしろうさん。よしろうさんは私が出演させていただいている神奈川県大和市のマジックバー・Lagoonのオーナーでありマジシャンです。もう二十年近くの付き合いになるんでしょうか? 年数はよく把握していませんが。
出来るだけ話をそのまま出そうと思ってますので基本、カット編集なしで今後もやっていきます。そういうコンセプトなのであって決して手抜きではありませんので勘ぐらぬようお願いいたします。
本当は10分程度で納めるつもりだったのですが初回にしてすでにうっかり話し過ぎてしまったのでファイルを二つに割ってあります。


5/13/2014

デジタルガジェットの転ばぬ先の杖

ネットのニュースで海外旅行でなくしたデジカメが拾った人の尽力によって手元に戻ってきたという話を見ることがある。今やFacebookには拾ったカメラの所有者をさがすためのコミュニティすら存在している。
普段外に持ち出すものほどなくす可能性も高いわけで自分の場合で考えるとやはりデジカメとスマートフォンの2つが大きさ、持ち出す頻度、中のデータの重要度から、もしものときのための措置をとっておく必要がありそうだ。
コンピュータ、スマートフォン、デジカメ内のデータは大きく3つに分けることが出来る。1つはなくしても簡単に(手間の大小ではなくてオリジナルの有無からの視点で)復旧できるもので、インストールディスクを持っているアプリケーションや素材集などがこれにあたる。
2つ目はオリジナルは手元にないが頑張ったら同じ(ような)ものが再度作れるデータ。または作品の作業ファイル。中には二度と作る気が起きないほど手間をかけたものもあるが、手間と重要度が共に大きいものは別にバックアップとをっておけば良いし、どうやって作ったかを忘れるほど昔に作ったファイルで、最近は全く触っていないなら、きっと今後も使う機会は滅多にないだろうと考えて紛失した際にはきれいさっぱり諦める。
3つ目はこれが一番なくすと困るのだけどデジカメ撮影したデータなど一期一会のもの。出先から家に戻ればデータのバックアップは取れるが問題は持ち出している間に紛失した場合のまだバックアップを取っていない写真達。
と考えるとスマートフォンのアドレス帳や写真データなどは、私はAndoroid機を使っているのでアドレス帳やメールデータは全てGoogleアカウントに結びついてサーバーに保存されている。実際、新しいスマートフォンを使い始めてもGoogleアカウントを設定するだけど見る見る間にメールやアドレス帳のデータが空から降ってきて自分仕様になっていくのでこの点はあまり心配がない。電話を紛失したときにはSIMを止めて、再発行手続きをして新たなSIMを別の端末に入れGoogleアカウントを設定すれば自分の環境は再現できるはず。スマートフォンのカメラで撮影した写真は撮影後にDropBoxに自動アップロードするように設定しているので意識せずとも写真のバックアップはとってあることになる。
問題はなくした方の電話。ここには中に色々な情報が入っている。が、今のAndroid端末はコンピュータからGoogle Playに自分のアカウントでサインインすると自分の端末の操作が出来るようになっている。自分の端末の大体の位置も探せるし、着信音を最大音量で鳴らすことも出来る。またパスワードロックをかけたり最後の手段として初期化も出来る。ということは本体をなくすという精神的ダメージは大きいけれど実質的なダメージはかなり小さく抑えることが出来る(写真の地図はもっと拡大して場所を特定できます)。



さて、デジカメを落とした場合。メーカーのユーザー登録はしてあるので拾った人がシリアルナンバーから辿ってくれるような人だったら手元に戻ってくることもあるだろうが、そこに気付く人ばかりではないだろう。でも中のデータくらいは覗いてくれる人も多いと思うので、今年に入ってSDカードにこんな写真を入れておくことにした。



さて、なくした際にはどんな人からどんな連絡が来るだろうか。
なくすのが楽しみ♪

5/12/2014

Kindleのデメリット

使い始めたら想像以上に便利だったKindle Paperwhiteで最近は小説も、定期購読しているメルマガもこれで読むようになりました。読み進めている途中で「あのシーンどこだっけ?」とざっくり数十ページを戻るという動作こそしづらいものの、読了の後、数分後には次に読みたい本を買って読める状態になること、本体をどこかに置き忘れても別端末のKindle Appで続きを読めること、読んでいる途中であるキャラクターの登場シーンとか気になったときに検索機能を活用できることなど便利な点も多く、紙の本を買わなくなってしまいました。



が、最近唯一大きなデメリットと思われる点に気付いたのですが、ただでさえ物覚えが悪いのに、いやこれは年齢的なものでなくて、十年以上前から人の名前を覚えない、道順聞いても説明の後にさぁ歩き出そうと思ったら初手を忘れているなど、事例は枚挙にいとまがないわけで、紙の本のときにもうっかり同じ本を買ってしまったことも数回。
しかしこれがKindleとなるとさらに自分が読んでいる本の著者とかタイトルを意識する機会が減ることに気付きました。と言うのは、紙の本なら続きから読もうと思って手に取るときに本の表紙を目にしますしカバーをしていても扉などで本のタイトルは意識していなくても目に入る機会が少なくないです。書棚に戻せば背表紙が目に入る。ところがKindleだと電源入れたらさっきまでのページから始まるのでタイトルを目にする機会が極端に少ない。まぁ、それでもKindle Storeで以前に購入した本のページを開くと「あなたは○月○日にこの本を購入しました」のように表示されるので同じ本をうっかり買ってしまうと言う事態は避けることが出来ますが人と話をしていて「今読んでる本は・・・」となるとほとんど決まって「あれっ?」となります。
Kindleのせいというよりは自分の記憶容量のせいなんですけどね。あとで秋葉原行って来ようっと。

4/27/2014

お疲れ様ですという挨拶への違和感

「お疲れ様です」が仕事が終わり自分が去るとき、相手が去るときの挨拶となることは納得できる。今まで何かの作業や仕事をした後での話だからだ。しかし、ここ数年は会って最初の挨拶も「お疲れ様です」だし電話に出て相手が名乗った際にも「お疲れ様です」。仕事上などで主に自分側の人には「お疲れ様です」で、クライアントなど相手側には「お世話になっております」と使い分けるのが最近での二大挨拶。しかし、朝最初に会ってこれから一日頑張ろうと言うときに「お疲れ様です」というのは「自分ってそんなに疲れて見えるか?」とか「やる気を削がれる」という感想も目にする。2000年前後にはまだ違和感を表明する声も今よりもあったように思う。
イベントや舞台、テレビ業界などで最初の挨拶が時間にかかわらず「お早うございます」なのは、仕事のスタートとして今から頑張りましょうの意味が込められているからだと説明されている。が、同じプロジェクトでこれから働こうという状況にない人、例えば、オフィスの建物内ですれ違ってもこういう業界で働く方々の挨拶は「お早うございます」であることも多く、これは、一般的な朝がスタート夕方に就業というパターンと違って人に会ってもその人がこれから働くのか、一仕事終えて帰るところなのかわかりにくい業界なので挨拶が一種類だと便利という面もあるのだろうと思う。
お疲れ様ですにもそのように利便性があるのかもしれないし、朝に会ってももしかしたらその人は徹夜作業をしたかもしれない、前日遅くまで働いていたかもしれない、などという労をねぎらっての意味もある・・・かなぁ。いや、もはやそこまで考えている人は少ないはず。
「やばい」とか「普通に」とか状況によってプラスなのかマイナスなのかどちらの意味にも使うことが出来る言葉が普及し、それは言葉を使う側の表現力、ボキャブラリーが乏しくなっていく第一歩に感じる。まぁ、私はそもそもスマホとかガラケー、パソコンという言葉も何だか気恥ずかしくて使えないので、やばいとか普通にという言葉も当然使えず、それらの言葉を使わずに自分の言葉を紡いでいるわけだが、お疲れ様ですは、いつの間にやら使っていた。かつては自分も違和感を感じていたにもかかわらず、である。
そこで数日前からふさわしいとき以外はお疲れ様ですを使わないようにしようと自分ルールを作ったのだが、では何に替えるべきなのかがお疲れ様ですに慣れすぎていてしっくりくる代替案が未だに浮かばない。朝の挨拶はおはようございますで問題ないのだが、問題は昼や夕方。こんにちはやこんばんはが一般的な挨拶だけどここで今更ながら気付いたのが丁寧語や敬語で接すべき相手に朝の挨拶しか「ございます」が付けられない。「こんにちわでございます」や「こんばんはでございます」では何だか相手を馬鹿にしている感が濃厚に漂ってしまう。さて、どうしたものか。

4/07/2014

マジック・ライブ終了しました

3月30日に麻布十番のAZB10にて行われたマジックライブ"INCREDIBLE"にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
また、早々にチケットが売りきれとなってしまったためチケットが入手できずにお越しいただけなかった皆様、申し訳ありませんでした。

今回のライブは第二回目開催を見据えて、計画などの事前準備から含めてのテストの意味合いもありました。確か全員、いや三人、が顔を実際に合わせたのは最初に各自の意向を確認するためと今後の方針を決めるための一回のみ。あとはネット上のやりとりでファイルなどもクラウドの共有フォルダで・・・と言ってもそんなに壮大な準備作業があったわけでもなく、Psykaさんにほとんど任せっきりになってしまいました。あ、一度、PVの素材撮影のためにもう一度全員、いや三人、で顔を合わせたことがありました。
みなキャラクタの違うマジシャンですし、普段は各自の活動がありますからなかなか集まって一緒に演技をする機会というのもありませんでしたが、気の合う人々と一緒のイベントは準備から本番、打ち上げまで楽しく過ごす事が出来ました。私自身に関して言うと演技の構成の外枠は以前表参道のマジックバー・Nに出演させていただいていたときに演じていた者ですが、あの頃から薄々感じていた問題点がありまして、どちらの演技も見たことある方にはわかるかもしれませんが、いや、そんな方はきっといませんね、Nのときにはマジックのテーマのカードを選ぶのがマジックの演目が終わるごとに「では次は・・・」という形だったためにショーとしての流れを寸断してしまうという弱点がありました。これは技術上、手法上の問題もあったために単純に段取りの位置を移動させるというだけでは解決できない問題でした。この点の改善策として使ってみたのが今回のライブでのやり方です。これはこれで少々改善したい点もあるのですが以前よりは良くなっているはず。
また、演出上、全力でコンピュータからの画を使う事にしてしまったためにセッティングやオペレート時のストレスが少々大きい者となりましたが、これはまぁ、自分的な「なるほどなぁ」があって得るものがありました。個々のマジックに関しては以前から演じているものであってもハンドリングの変更したものがあり自分的にはやり心地が上がっているのですがこのあたりは気付く方はいないと思います。
そんなこんなで、繰り返しとなりますがご来場いただいた皆様、ありがとうございました。二回目の詳細が見えてきましたらまた各所で告知したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

3/08/2014

マジックバー・サプライズのPVの今昔

私がレギュラーで出演している赤坂見附のマジックバー・サプライズのプロモーションビデオを新しくしました。今後はビルの入り口の看板に流す動画などもエンコード済み次第、この新しいバージョンを使う予定です。
私、マジシャンや店舗、マジック商品のプロモーションビデオ制作の仕事もしておりますが、ここ数年で編集環境や撮影の道具もかなり変更しました。それによる大きな変化は画の質が向上したために、エフェクトを付けて賑やかすことをしなくても画そのものが以前より力を持つようになった点でしょうか。
サプライズのオープン時に使っていたムービーは私に動画の撮影や制作の時間的余裕がなかったこともあり、業者にお願いしました。と言っても動画制作専門の業者ではなくてサイト検索周りのサービスの会社のオプションサービス的な位置づけのものだったかと。こちらですがご覧になった方もいらっしゃると思います。



しばらくこの動画を使っていましたが、少し気になる部分もあったので素材をいただいて編集を私がやり直してみたのがこちら。


基本的に使っている素材は一緒です。店内のカットでどうしても足りない部分だけ追加で撮ったんだったと思います。
その後、完全に作り直して、それが今のサイトのトップや店頭の看板に流れています。(2014年3月現在)
長いことこの動画を使って来ましたが、そろそろ古くなってきた・・・というか私が飽きてきたのと、制作環境が向上したので重い腰を上げて作り直すことにしたのが今回です。環境が向上したと言ってもそれはイコール楽してより良いものが出来るようになったなどということは全くなく、むしろ、手間が増えることが多いです。色々と設定出来る箇所が増えたりデリケートになった分、気を遣うことが増えるので。



この動画、大まかな流れを作ってからも細かな修正を繰り返してまして、もう、その修正の細かさと行ったらどうせ誰も気付かないんじゃないの? ってレベルのものもあるのですが、一度気になってしまうと直したくなってしまうので仕方ありません。そのあたりはまた別の機会に書いてみます。
さて、この動画内で各マジシャンが演技をしているカットがありますが、これ、撮影時には(龍生さんを除いて)お客さん、誰もいないんです。お客さんがいるかのごとく動いて話して、と言ってみんなに動いてもらいました。
こういうとき、コツは出来るだけ声を通常の演技の時と同じように出して、本当に演技をしてしまうことです。音はどうせ使わないからと小さい声にしてしまったり、演技と関係ないことを話したりすると、やはりいつもの演技の感じがなかなか出ません。そして、お客さんがどのあたりにいるという意識を作っておくと視線が下がりにくくなります。もちろん、実際の演技の時と同じテンションを作るのは難しいのですがこれを意識するだけでもかなり違います。
あ〜、私の場合、普段の練習でも最後の仕上げはセリフを声を出して、「このあたりにお客さんがいる」つもりで実際に動く練習をするのが癖になっていますし、マジックの演出用のビデオを撮るためにカメラに向かって話して自分撮りをすることもやっていたので、こういう撮影は有利だったかもしれません。

3/07/2014

Wonder Orchestra(ワンダー・オーケストラ)販売開始されました

1つ前のエントリでワンダー・オーケストラという楽器の音を出すギミックのプロモーション・ムービーを作っていることは書きましたが、撮影、編集、音、エンコード、と全て終わってKing of Magicさんに送ったら、「1つ気になる点が、ピアノの絵の黒鍵の数が違うんですが・・・」という衝撃の返信がやってきました。

あ・・・。

正しくは2-3なのですが私、何を勘違いしたのか2-4で絵を描いてしまってたんです。ミとファの間とシとドの間は半音と知っていたのに、です。動画制作の過程で何人かに見せたのですがここでも全く指摘なし。間違いも堂々としていれば全く気付かれないということを身をもって経験しました。
先方はこれでも良いですよ、と言ってくれまして、そして演技者の秋元としては「まぁ、いいんじゃ?」と言っていたのですが、動画制作者の秋元の方がムービーのクオリティとしてこれが後々まで残るのはプライドが許さない、と。で、ピアノのキーボードの絵が映っているところは全部撮り直しました。
実際に撮り直してみると、同じ光の加減がすでに作れず、つまり色が上手く合わない。ですが、こんなときにFCP Xのカラーマッチの機能がとても楽でした。対象となるクリップと、色を揃えたいベースとなるクリップを指定するだけ。かなり近い感じに自動修正されます。画質的には落ちると思うのですがどうしても色味が一連の流れの中で一箇所だけ違うと、気持ち良くムービーを見ていられないですし、ネット用のムービーなのでこれは色を優先すべきかな、と。


すでに販売開始されておりますのでご興味ある方はこちらからどうぞ。

2/22/2014

Wonder Orchestra(ワンダー・オーケストラ)のPV

以前のエントリでマジックショップ、King of Magicから販売されているワンダー・パッドのプロモーション・ムービーを勝手に作ったら、それが公式に昇格したということは書きました。今では海外のショップでも使っていただいているようです。そして、それがきっかけとなり、今度はワンダー・オーケストラという道具のプロモーション・ムービーを作るお仕事を正式にいただき、ここ二週間くらいそれに取りかかっていました。
ということは、結果的には最初のワンダー・パッドが遠回りな営業活動だったと見ることも出来るわけですが、発想があったときに100パーセント自分のセンスと好みで作ることが出来たワンダー・パッドと比べると、仕事として受けると責任も生じますし、最初に意向も聞く必要がありますし、何かの発想が降りてくるまで・・・などと悠長なことを言っていることも出来ないわけです。
その意味では少々難産気味で、あ〜でもない、こ〜でもないと同じ事を色々な角度や明るさで撮ってみたりして実際に使った時間の優に十倍以上の尺は素材を撮ったのではないかと思いますがやっと完成しました。
・・・と思ったのは2日前なのですがここからいつものパターンで、見返しているうちにここはもうあと5フレーム(1/6秒)短くして、ここを10フレーム切って代わりにこっちを10フレーム伸ばして、あ、ここの音のタイミングをもうあと少し・・・、あ、レベルも少し上げて・・・、と終わりなき微調整の世界。そうこうしているうちに修正依頼もやって来て、それをまかなう素材がどう考えてもないので、もう一度追加撮影して、今度は追加分の色が合わないのでそれも直して・・・。という作業を経てやっとこんな感じに落ち着きました。


ここまでどんな道具が全く触れていませんが、身の回りのものを使って楽器の音を出してしまうという道具です。3種類のギミックがあり(それぞれ別売りです)、ピアノ、バイオリン、エレキギターの音を出すことが出来ます。音は幾つかのパターンが出せるようになっていてその楽器のバージョンもハッピーバースデーの曲は演奏できますので誕生日用マジックとして重宝すると思います。

2/08/2014

銀座 遠音近音に伺いました

先日、かつての銀座クレストクラブの店長をされていた大館さんからお声がけいただき、大館さんが今いらっしゃるお店である、銀座 遠音近音でランチをいただいてきました。遠音近音はTAUという広島ブランドショップの地下一階にある広島のこだわり食材を使用する創作和食レストランです。

大館さんにはクレスト時代にとてもお世話になり、あそこでのマジックがマジシャンとしてとても演技しやすい環境だったのは大館さんをはじめとするスタッフの方々のお陰だったと感じています。クレストクラブが閉店となった後、イタリアンのお店に移られ(そこも数回寄らせて頂きましたが良いお店でした)、今は創作和食のお店、と。その時々のお店でだったり、お店の外でお食事だったりと頻繁にお会いするのは難しいながらも、年に数回お会いする機会があり、このような繋がりがずっと続くのはありがたいなぁと思っているのですが、今回も例によって少し久しぶりとなってしまいました。お元気そうで何より。



前日まで肉がメインの食事が続いていたこともあり、広島の食材を使った和食は目にも舌にもお腹にもとても心地よく頂きました。広島というと牡蠣とお好み焼きが真っ先に頭に浮かぶと思いますが(私だけ? 一階のショップにそれらの品々も売っています)、瀬戸内海の海の幸とかチーズを使った品々とか色々あるわけです。
昼から至福のひとときを過ごさせて頂きました。

1/26/2014

バンダイのハコビジョンを買いました

バンダイから1月27日に発売されるハコビジョンのレビュー(使い方とTips)です。
プロジェクションマッピングを手軽に楽しめるハコビジョンなるものが発売される、というのは発表当時から知っていたのですが、少し出遅れたためにamazonさんは予約が終了してしまいまして、そのときになって初めて「え? そんなに人気なの?」と実感しました。で、他のサイトも見つつ、でも送料が本体一個分とさほど変わらないのもなんだかねぇ、などと考えていたところ、今年になって先行販売があることを知り、無事にめでたく入手できましたのでご紹介動画です。
必要な動画はYouTubeからの再生になるのでネットワーク環境が必要です。他にも事前に準備しておいた方が良いと思われることも動画内でご紹介していますので興味ある方はご覧下さい。



動画内でも触れていますが一応ここにも書いておきますと

・スマートフォンの画面サイズを測っておく(対角のインチ数でなくて短辺の長さ)
この長さに応じて適切なサイズの動画リンクを辿ることになります。

・ディスプレイが一定時間で消える設定をオフにしておく
YouTube再生時はこの機能がキャンセルされることも多いですがQR Code リーダー経由でYouTubeの動画を再生させると自動オフ機能がキャンセルされないことがあります。ムービーが10分強ありますのでオフまでの時間をそれより長目に設定して置いても良いでしょう。

・QR Code リーダー経由でYouTubeを再生するとフルスクリーン再生時にQR Code リーダーアプリの余計な文字が重なってしまったり、画面端にメニューが表示されて位置やサイズがずれる場合は、一度サインインして再生履歴を残しておいてから、いつものYouTubeアプリを起動し履歴から再生させると良いでしょう。

1/14/2014

Blackberry10での日本語入力(Roco IME使用)

標準では日本語入力をサポートしていないBlackberry10ですがテキスト入力のしやすさは他のフルタッチパネル搭載スマートフォンとは比べものにならないくらい快適です。私が使っているのはBlackberry Q5ですがBlackberry Q10まど最新のOSであるBlackberry10はBIS契約なしでもフル機能を使えるようになったために購入を検討している方もいらっしゃるのではないかと思います。

これらの端末、明らかに見た目で損する子で、多くの否定的な意見はあんな小さいキーボードで快適に文字打てるの? ということです。そんな人の目の前に実機を置いて文字入力を体験させてあげたいくらいです。ね? 打ちやすいでしょ?

しかしそうは言っても日本語入力が出来ないために簡単な英文でのやりとりとか、海外の知人へのメッセージとか使い方が限定されていました。日本語入力を支援するアプリもあるのですがこれらはこの専用入力アプリで日本文を作成し、それをクリップボードにコピーした後に、使いたいアプリを開き(メーラとかFacebookとか)そこにペースとして使うという手間のかかるものでした。それでも用途によっては日本語が扱えるというメリットが大きく、コピー&ペーストは大した手間ではないと感じるシーンもあったわけですがRoco IMEが最近では検索やメール、SNSへの書き込みならRoco IME内にそれらのアプリにテキストを渡すボタンがありそれをタップすることでスムースに使用したい動作に移行できる…なんてことを今更気付きました。

以前のバージョンではそこまでの機能はなかったために解説しているサイトもそれが書かれた時期によってはそのことに言及していないため気付くのが遅れた…というと他者に責任を押しつけていますね。はい。

時期OSアップデートでは日本語入力がサポートされるという噂もあり、これらの端末が気になっていつつも、現状がネックになって二の足を踏んでいる方の背中後押しのお役に立てればとRoco IMEを使った入力はどんな感じなのか? をご紹介するムービーを撮ってみました。

1/13/2014

愛媛のピカラさんのイベントでタブレットを使ったマジック

四国のインターネットプロバイダであるピカラさんのイベントで愛媛まで行ってきました。四国各地で行っていたこのイベントも今回で三カ所目、最終地でした。
タブレットを使ったマジックを混ぜての演技というリクエストでいただいたお話で、キャラクターのぴーちゃんを使ったマジックも織り交ぜての演技。だいぶ私もぴーちゃんに詳しくなり、今ならきっと何も見ないでもぴーちゃんの絵が描けると思います。

三箇所で同じテーマで同じような空間でやっているのですが各地でお客様や会場の雰囲気が少しずつ異なるのが興味深いところです。



タブレットを使ったマジックというのは、マジックの演出、つまりトランプが当たるとか予言の文字が出てくるとか、画面から何かが出てくるとか、そういったことが画面上で起こる瞬間を作るわけですが、自分の動きと画面内の動きをどうタイミングを合わせるかが考えどころです。大抵の場合は自分でデータを作るのでそのときのマジックの演出や手法に合う方法を選べるし、テストしつつ微調整も出来るのが自分の強みであるとも感じているのですが、過去に数回、データが支給されてそれを使って演技をするというパターンもありました。

ここで起こりがちな問題は二つあり、これはマジックかタブレットかどちらか一方にしか精通しない方が作ったり、または自身がタブレットを使ったマジックをあまり演じたことがなく実際に起こり得る問題や不都合を体験したことがない方が作ったりした場合にこうなるのだろうな、と思うのですが、一つは現象がタブレットから何かが出てくるというものに終始してしまうこと。発想としてそこに行きやすいのはわかるのですが、20分の演技の中に三回も四回も「最後は何かがタブレットから出てくる」、だと見ている側も「またあれが出てくるんだよ」と先の推測が付いてしまいますし、物を出す手法も状況的に限定されることが多いので、その手法も推測されやすくなってしまいます。何しろ起こることが先読み出来てしまうのですから。

二つ目はタブレットとのタイミングの取り方が現場で演技するマジシャンにとってやりづらいものになってしまうことがあります。実際にあったのが画面上のこれが出てきたらその10秒後にこうなりますからそれに合わせてください、って方法。タイミング合わせるにはきっかけとなる物が画面上に表示される瞬間を見逃してはいけないし、そこから正確に10秒をカウントしないといけない。それはセリフを話し、マジックを演じ、観客の反応を観察し…と演技をしている者にとってどれだけ難しいことか。



ですので、本当は演技内容は任せてもらうか、そうでなければ制作段階から関わらせてもらえるのが最終的な演技のクオリティにとってもベストなのです。その意味でも今回のお仕事はとてもやりやすかったです。
また、今回のイベント会社の方、出崎さんとおっしゃるのですがご本人も歌手として活動されている方で、そのために演技者の視点、気持ちも持っている方でしておかげでとてもやりやすい環境を作っていただけました。とてもありがたかったです。



ありがたいと言えばもちろん現場を作ってくださり、スムースに進行できるよう多くの手間と時間を費やして下さった多くのスタッフの方々にも感謝しております。そして何よりもお集まりくださった皆様、ありがとうございました。今回の愛媛会場では三瀬賢太さんによるマジック教室も開催されていましたのでこれを機にマジックに興味を持って頂けた方が増えると嬉しいです。

1/04/2014

あけましておめでとうございます。

みなさま、あけましておめでとうございます。
極寒の地、NYCにおります。いやほんと、寒いのなんの。
先週までは暖かかったらしいのですが現在-13度。東京は11度らしいので
気温差が20度以上って、東京に戻ったらかなり暖かく感じるはず。



日本を発ったのが1日だったので、日付変更線を超えたために機内で再度年越し、
機長の計らいで航路を外れる許可を管制塔に取ってくれ、少し機を旋回させて
右の窓からも東の窓からも初日の出が見えるように飛んでくれました。
人生上で一年に二度、初日の出を見るという体験をしました。
・・・と、今のはちょっと嘘です。
日本での初日の出は寝ていたために見ていませんでした。はい。

諸事情あって年始は働かずに、日本から出てしまおうかとは
少し前から薄々考えていたのですが、たまには日常から離れて
仕事から離れてみるのも良いものです。
現実逃避って話もありますね。実は。
何しろ昨年末は、もともと年越し準備なんてそれほど設けていなかったのに
それでも数少ないあれこれが間に合っておらず、
クリスマスツリーも31日にやっと片付け、昨年のうちにテストしておこうと
考えていたマジックはもう全くの放置状態、
いつもなら年末できっちりと終わってるはずの確定申告に向けた
領収書の整理も未完・・・。
とこれらはほんの一部で一事が万事こんな状態。



ですので、日本に戻っても私にとっては2013年が継続している感じが
とても強いわけですが、まぁ、そんな次第で今年もよろしくお願いします。