12/22/2017

スター・ウォーズ 最後のジェダイの感想1

仲が良かった友人に久しぶりに会ったら「え〜、前はそんな人じゃなかったじゃん!」みたく変わってて、でも、よく見れば面影あるよね、というそんな体験でした。だから今後も仲良くしていけるかどうかはこの再会だけでは何とも言えない。けといきなり付き合いを絶つのではなくて少し自分はどう感じるのか、相手はどこまでが今までの相手でどこからが新たな相手なのか、ちょっと見てみないとね、と。
そもそも三部作の二作目は批判にさらされやすい位置です。バック・トゥ・ザ・フューチャーだって2は3の壮大な予告編と揶揄されたし、今でこそファンの間で高評価の帝国の逆襲だって公開当時の評価は賛否両論でした。何しろ一作目が脳天気な冒険活劇でその続編だからと同じカラーを期待したらいきなりの救いのない展開に未解決の問題を突きつけられたわけです。評価が上がったのは三部作の中でどんな位置にはまるのかが見えてからだったのは致し方ないところ。
EP2の場合は様子がちょっと違ってストーリーはグダグダだったもののジャー・ジャーの陰がすっかり薄くなったこと、そしてラスト近くの空飛ぶR2と今までの多くの人がヨーダって本当に強いの?と感じていた疑問に答えて見せた対決シーン、さらに徐々に帝国軍が知っている形になっていくビジュアルで成立していました。それにこの場合はファンは後に何が起こるかも知っていてすでにEP2の位置がわかっていたのも大きいでしょう。
一方今回のEP8ですが、風呂敷を広げるのは上手いJJによる振り逃げのバトンを渡されたというか、JJによる魅力的な数々の謎を押しつけられてさあどうする? という状況からのスタート。フォースの覚醒のラストシーンだって前代未聞でEP8の開始位置を指定されちゃってるような物ですからね。あれ。今までなら各エピソードの間は三年とかそれ以上の時間が経った後の世界であり、最初の黄色い文字でその間の出来事を説明していたのですが今回は時間が空いてないから説明すべきことなんて本当はほとんどないわけで、そこからしてさあどうするの?状態。他にもセイバーはどこから来たのか、レイの出生の秘密は、スノークって何者か、カイロが言ってるベイダーが成し遂げられなかったこととは、ざっと考えただけでもこれだけあるわけです。あ、ポーグ大丈夫か?ってのもありますね。

長くなってしまったので次回に続きます。

マジックを英語でやってみよう教室構想中

マジックを英語で演じなければならない。ふいにそんなときが訪れます。日本語で演じるときだってセリフと動作が最適のタイミングで連動するよう練習するのに、慣れない言語でやった結果、あとから「もっとああすればよかったかな」などの思いがやってくることもあるでしょう。「英語を今度こそ勉強してみよう」と考えることすらあるかもしれません。
英語でマジックを演じると言ってもどれくらいを目指すかで難易度は当然差が出ます。必要フレーズ丸暗記が楽そうに感じるかもしれませんが、意味づけを伴わない丸暗記は案外負担が高く、長期的に覚えておくのも難しいですし、記憶内で英文のどこかがいつの間にか間違えて変化してしまうこともあり得ます。しかし意味や理屈と関連付いていないとその間違いに気付けません。では、せめて単語だけでどうにか、と思ってもこれまた別の問題が生じ得ます。
たまにマジシャン友達からこういうとき英語で何て言うか? と聞かれることもあり、一度英語でマジックをやることにフォーカスしたレクチャーをやってみようかと常々思っていたのですが解決すべき課題もありなかなか実現しませんでした。で、今度こそどうにかと思ってその辺りの話をしたの動画でしています。そもそも日本において英語でマジックをする必要があるのか? って話なども。

12/21/2017

将魔シルクの紹介ビデオ作成

先日、友人の名古屋のマジシャン、将魔さんのショップである手品屋からリリースされる将魔シルクの紹介ビデオを作りました。
マジックで使用する道具をいくらリアルな方向に振ってもシルクだけが従来のままだと存在が浮いてしまうということがありましたが、このシルクは普通のハンカチに見えるデザインをプリントしてその問題を解決しました。
撮影はマジックバー・サプライズで。今回は私は撮影とムービー作成で、カメラの前で離したり演技したりはないので、画作りに集中できました。カメラ位置決めては「じゃ、将魔さん、準備お願いしま〜す。」、角度変えてもう1テイクというときも「もう一回撮りたいので準備お願いしま〜す。」いや、カメラに集中できるのって素晴らしい。
こういうときのムービーは必要に応じてMotionで文字などの素材部分を作って編集はFCPでというのが多いです。そして素材が揃ったらまずは曲を決めて、ざっくりと素材を並べてみて大まかな流れを見ます。問題なさそうとなったら曲の長さがそれに合うように編集。やはり、曲の終わりとムービーの終わりが合うと気持ち良いですから出来れば曲が余ってしまった分を最後にフェードアウトで処理というのは避けたいところ。
さらに要所要所のカットの切り替わりと曲のリズムを合わせ人の声と曲の音量の微調整。大体そんなところで完成です。が、まれにここまで来たところで変更の必要に気づくことがありそれが尺に影響することだと「5ます戻って一回休み」みたいね目に遭うことがあります。なので、ただ作るだけでなくて、仕事としては後の変更にも効率よく対応できるように作業を進めるのが鉄則。
そんな中で出来上がったビデオがこちらです。
賞品はすでに手品屋のサイトで販売中です。販売ページはこちら

12/09/2017

オリエント急行殺人事件(2017版)を観ました

映画の内容に言及しての感想なので特に現段階でオチを知りたくない方は映画を見るなり本を読むなりしてから再度お立ち寄り下さい。オチを知っている方は今回のケナス・ブラナー版は未見でも読み進めて頂いて問題ないです。

さて、私が最初にシドニー・ルメット版を観たのは中学生の頃のテレビの映画放送枠ででした。当時は推理小説経験が浅く、犯人当てクイズとして接していた面も多分にあったため最後に犯人を知ったときには、もやっと感が残りました(それが原作が世に出た当時には革新的なものだったというのはわかりますが、というか知識として知っていましたが)。試験の選択問題でどうにも正解が導けずに頭をひねった挙げ句に「答えなし」もまた答えであると言われたかのような「え? そうなの?」みたいな感じ。出演者達についてはショーン・コネリーこそ007シリーズで知っていたものの、アンソニー・パーキンスもイングリッド・バーグマンも知らなかったために、映画が本来持っていた豪華さもろくに味わえていませんでした。また、そもそもの動機となった誘拐事件の重さも当時の私にはあまり実感がわかず、ここを理解してなかったことが最後のオチが釈然としなかった原因の一つだと今ならわかります。
ところが最近見返してみると誘拐事件の経緯をスタイリッシュに描くあのオープニングはとても優れていると思えますし、出演者達がそうそうたる顔ぶれであることもわかります。特にイングリッド・バーグマンのオーラの消し方といったら驚きで、これは中学生の私ではカサブランカの人とは気付かないわけです。

さて長くなりましたが、今回のケナス・ブラナー版。ポワロと言えば多くの人にとってはデビッド・スーシェが正解手となっているだろう中で、そもそもケナス・ブラナーをポワロとして見ることが出来るか問題があります。映画冒頭でわざわざポワロらしさを見せるエピソードを挿入したりして、このキャラクターをポワロとして見てくれという約束を迫られているかの如しですが、まあ「ちょっと意識すれば守れる約束」ってところでしょうか。廊下は決して走らない、とかレベル。
随所に美しいシーンあり、トリッキーなカメラの動きありでこれはシーンのほとんどを列車内に押し込めたシドニー・ルメット版とは対照的です。でもそれが映画の中で効果的に機能しているかというと、画的には「おっ」と思わせるのですが、あからさまにあざとくも感じます。うん、この映画を一言で表すならあからさまなあざとさ、かも。冒頭のいかにもポワロらしいシーンとか、わかりやすいセリフによる手がかりの提示とか、そこまでわかりやすくしないといけないの? と感じるところ多々あり。観客の想像力に任せることなくしっかり説明、飽きないように要所要所に派手だったり美しかったり緊迫感のある(しかしこれまたわかりやすい)シーンを入れる。しかし一方でアームストロング家の誘拐事件がいかに悲劇的であったかはいまいち伝わってこない。言葉に還元しすぎたために想像・感情で理解しないといけないことも理屈での理解に替えられてしまった感があり、そしてここが感情的に納得できていないと犯行の動機やポワロの最後の決断が「え? それあり?」なものになってしまいます。

その点、シドニー・ルメットの手法は立ち往生した列車の閉塞感を見せることに成功しているし誘拐事件の悲劇性に支配されている空気も感じられるので最後も納得できるので(但し中学生の私を除く)、そう考えると総合点では私としてはルメット版を上にしたいところです。
興行的にはそこそこの成績を出して続編の制作にも会社は前向きだそうです。今回の映画のラストの展開のその後が現実化するのでしょうが、でも、あれ、原作的には起こってしまった事件を解決するためにナイル川クルーズに参加するのでなくて、一緒に事件を体験する現場にいないと時間順が合わないですよね。どうするんでしょう?

10/18/2017

英語のセリフと関係代名詞の必要性

さて問題です。以下の文を英語で何と言うでしょう?
・ショーの最初に(私が)テーブルに置いたカードは、私の予言です。
タイトルに関係代名詞と書いてしまってるのでそれがヒントになってしまいますね。
関係代名詞と言えば学校で文Aと文Bを一つの文にするために使うとして練習問題を機械的に沢山解いた経験がある方もいるでしょう。例えば、
I dropped the iPhone X. + I bought it yesterday. > I dropped the iPhone X (which) I bought yesterday.
です。which はある方が構造は見えやすいですが往々にして省略されます。
私自身、どうせ同じこと伝えられるならややこしいことしないで2文のままでいいじゃん、と思ったものです。
I bought the iPhone X yesterday. I dropped it. でも
I dropped the iPhone X. I bought it yesterday. でも
言いたいことは伝わります。しかし一文でスッと流れる方が話すときの実際の気持に近いので(そうでないときもあるでしょうが)、言いたいことの漠然としたイメージをわざわざ二つにわけるのは一手間かかります。その分、言いたいこと、リズム、スピード感が実際の気持ちと離れてしまいます。
上の例で言えば
I put a card on the table at the beginning of the show.
It's my prediction.
と二つに分けても言えますが、分けてしまうと、一気に言えない感がストレスになります(演出効果を狙って二文に分けるというのも当然ありです)。もちろん、二文に分けようが単語だけになろうが必要なことを伝えられることが最も大切であり、それで十分ストレスなしという場合はそれで良いです。しかし言いたいことを分割する一手間のストレスや、その結果の実際に言いたいこと、リズムとの薄利を少なくしたいときには言い方を工夫する必要があります。そのために色々な言い方があるとも言えるでしょう。

もう一つ、最初のうちは言いたいことがまず日本語で浮かぶと思いますがこの手の文が難しく感じるのは主語と動詞のセットらしきものが2つあるからです。
I put a card.なら思いつきやすいし、It's my prediction.も言いやすい。しかし、「私がテーブルに置いたカード」は「私の予言です」が英語にしづらいのはまさにこの二つの文っぽいものが組み合わさって一つの文を構成していることが原因。英語は一文に動詞が一つが基本なので
I put a card on the table is my prediction. はあり得ません(<簡略化のために「ショーの始めに」、は省略)。これにはputとisが同居してしまってます。言いたいことに主語と動詞らしきものが2セット含んでしまったら片方は工夫して対処する必要がありでその方法が分詞だったり関係詞を使うことだったりします。これらは英語を複雑化するためにあるのではなく言いたいことをその気持ちのままに言うためにあります。

あ、書きたいことを書き切っちゃったので、危うく上の文の英文を書き忘れるところでした。冒頭に挙げた日本語、ここで言いたい背骨の部分は
The card is my prediction.
です。なのであとはどうThe cardを説明するかを考えれば完了です。というか話すときは時間をかけて英作文してるわけではないですが言いたいことのメインはThe card is my prediction.であるという感覚は重要です。そしてThe cardに説明を加えよう、どうやって?と来てThe card (which) I put on the table at the beginning of the showとなるわけです。これが主部。動詞は元の文と同じくisで全体では
The card I put on the table at the beginning of the show is my prediction.
となります。

【2018/02/16追記】
YouTubeチャンネルにマジックに使う英語フレーズの解説動画のアップを始めましたのでこちらもご参照ください。

10/16/2017

英語っぽく言おうとして却って間違えてしまいがちな単語

海外の人を前にマジックをするときに多少なりとも英語を混ぜて演技することもあることと思います。マジックを見せているという状況下であれば案外カタカナ発音でも通じることも多いです。しかし、せっかくなら通じやすい方が良いよねと発音も英語に寄せようとしたときに英語っぽくしようとしすぎて間違えてしまいがちな単語をご紹介。

まずはmagicですがgiのところ、マズィックではありません。あくまでもマジック。
あと割と有名なのがトランプ一組を表すdeckの最初のところ。ディではなくてデ。デックね、デック。
ちょっと通なところを突くとハートの3とかのハート(heart(s))。この入りのところのハーは、rが入っていたなと頭から・・・、え〜、カタカナに書けないのですが「彼女の」を意味するherのように最初からrの音が入るのでなくてハーrとハーと伸ばしてからrに入ります。頭からrを入れるのはhurt(傷つける・怪我をさせる)という別の単語があるので要注意。
rの音と言えば赤と黒と言うときのレッドのレはrでブラックのラはlです。

さて、発音の話とは違いますが言い間違えやすいものの話。ギャンブルをテーマに話すときポーカーの手に言及することもあると思います。ワンペア、ツーペアはまあ良いとして同じ数字が3枚あるやつ、スリーカードと言ってしまうと、それ、文字通り取れば3枚のカードですので表が何でもカードが3枚あればスリーカード(本当はズ)。英語ではthree of a kind(スリー・オブ・ア・カインド)と呼びます。
それと同一スート(マーク)の10,J,Q,K,Aがそろうやつ。ロイヤルストレートフラッシュと言いがちですが単にroyal flush(ローヤル・フラッシュ)と言うことも多いです(ストレートを入れても通じます)。
【2018/02/16追記】
YouTubeチャンネルにマジックに使う英語フレーズの解説動画のアップを始めましたのでこちらもご参照ください。

10/08/2017

本当らしさ、本物らしさ

映画におけるSFXや食品サンプルなど、如何に見ている人に違和感を与えずフェイクを本物らしく見せるかに注力しているものは沢山ある。そしてそれらの世界では「本物はこうではないのだけど、ちょっとここをこうした方がこの世界観の中ではより本物らしく見える」という処理が加えられることも少なくない。
最初にそんな話を意識したのはスター・ウォーズのエピソード6(1983)のメイキング時のエピソードを読んでいたとき、当時話題になったスピーダーバイクのチェイスシーンについて。背景は高速度カメラで実際の森の中で撮影したものを使っていたが、単にキャラクターを合成するだけではしっくりこず、実写背景にあとから実際には存在しない効果を加えたところより本物らしく見えるようになったというエピソードがある。

さて、マジックの世界ではあるテクニック、例えばテーブルに置いてあるトランプを取り上げる動作のとき実際には見た目以上の何かを行うようなテクニック、を練習する際に良く聞くアドバイスとしてまずは実際にトランプを取り上げる動作を行ってみて、それを手本にその動きに近づくように練習すべし、というのがある。
これを完全に否定するつもりはないし、自分の頭の中で動作イメージを作れない場合は手軽に手本となる動作を手に入れる一手法であると思う。しかしそれを唯一の方法と思ったり、「実際にそれを行ったときの動き」を唯一無二の目指すべきゴールと捉えたり、さらには他者のマジックにアドバイスをするときに「実際にそれをするときにはそうは手は動かない」と言ってみたりするのは思考が画一化しすぎているなと思う。他のフェイクを生み出す芸術がすでに取り入れているのにマジックがまだなかなか目を向けられずにいる視点。
また、本当の動きを鏡の前で繰り返しているうちにそっちの方がぎこちなくよくわからないことになってしまう例も見る。さらにそもそも例えばフレンチドロップなんて練習を始める前に実生活であの動作をやったことある人の方が希だろう。
もちろん、マジックがその点に全く気付かずにいるのかというとそうではなくてデビッド・ロスのシャトルパスなどはフェイクが彼の演技の中では疑問を挟む余地のない説得力を持った動きとして成立している例と言える。リアルなときもあのリズムと流れでやろうと思ったらそのためにもまた練習が必要なくらい、リアルからは遠い動きだがあれを彼が一般的な意味でのリアルに寄せたらマジック全体がもっと怪しく不自然に見えてしまうことは容易に想像出来る。

マジックの演技での動作のありようは、例えば音楽においてある箇所にどんなフレーズを入れるかにも似ているかもしれない。どんなに良く出来たフレーズでも前後のつながり、リズムに違和感があればそこだけ悪目立ちしてしまう。如何にそこに溶け込んでつなぎ目が見えなくなるかが大事で実際の動作との距離がどれくらいかにのみ目を向けるのは必ずしも良い結果を生まない。
などと、よく知りもしない音楽を例えに出して書いてしまい、自分が知っていることを説明するためによく知りもしない分野を引き合いに出すのは何て筋が悪いのだろうと思ったのでした。気をつけます。はい。

10/07/2017

Google Homeの自分的に便利な機能

日本でもGoogle Homeが販売開始しましたね。音声アシスタント機器なのですが同じことは大体Androidフォンで可能です。ですのでこれは投資が得られるものに見合うかという判断は人によって様々と思います。
私が感じる利点の一つはマイク性能の良さ。電話だとそこに向かって話しかけないといけないですがGoogle Homeだと室内のどこにいても声を張り上げなくても反応してくれます。それと音質が割と良いと言うこと。Spotifyのアカウントを作って連携させるとBGM再生機としてなかなか重宝します。個人的に最もよく使っている機能はタイマーで、カップラーメンなどを時間通りに計らないと気が済まない性格なので、手を使わずに音声だけでタイマーセット出来るのはかなり便利です。

話変わって、少し前に誕生日だったのですがその日一日だけはこんなリアクションを返してくれます。(自分でリアクションを試したい方は動画の再生はしないことをお勧めします。)英語モードになっているのは現段階で英語の方が反応が良いように感じられるためです。ただし、これは日本語での利用が増えてくれば解消されるでしょう。
※ 以下の動画ではみなさまのGoogle Homeが反応しないよう「OK, Google.」のOKの部分の音声をカットしてあります。



またChromecastやAndroid TVを使っている方はYouTubeの検索も音声で出来ます。検索ワードをTVリモコンで入力するのは面倒なのでこれはなかなか便利です。



それと最近追加された機能で自分の電話を鳴らしてくれるようになりました。複数所有していてもどれを鳴らすか指定出来ます。部屋で電話を見失ったときにとっても便利。



決して生活必需品ではありませんが、あると生活のちょっとしたところで便利を感じることが出来ます。

7/12/2017

もう一回、対策ありでTOEICスピーキングテストを受験

素の力を測ろうと無対策でTOEICのスピーキングテストを受けてみたら、言うべきことを思いつけなかったり時間内にまとめられなかったりしたことは前回のエントリで書きました。あまりに軽く考え過ぎていたと反省です。
「子供が小さいうちに与えるべき教育として最も重要なのは、音楽・運動・外国語のどれか?」なんて質問への答えをを子育て経験のない私が瞬時にどれか1つに決めて理由も述べるとか、オンラインストアのカスタマーサービスの中の人になったつもりで「そちらでキャンペーン中にコンピューター買ったのにおまけが付いてなかったんだけど?」って電話に適切に対応したりと、「人生で今まで考えたことなかった案件」が大量に提示されるわけです。で、うまくまとまらない。
せめて「言うことは浮かぶのだけど、それが英語に落とし込めなかった」というところまで持って行ければ、結果はどうあれそれは自分の英語力として受け入れられるわけで、せっかく受験するならそこまでは持って行っておくべきだったと思い再度受けることにしたのでした。
再受験を決めた段階ですでに試験日まで一週間。一週間で飛躍的に英語力を上げることはそもそも無理です。そこで問題集を一冊買ってそれをベースにひたすら「瞬時に意見をまとめる」練習。
問題集ですからABC三択の中から最も大切と思うものを選び理由を、なんて設問の模範解答はそれぞれの選択肢に対して用意されているのですが、それぞれをじっくり読み、そこで使われている単語や表現を取り込む、なんて時間もないのでとにかく自分なりの答えが提示出来たらそれで良しとして次へという何とも大ざっぱな練習をしました。というかですね、模範解答は確かに模範だけあってしっかり意見を述べているのですが、これ音読して時間を計ってみたら今の自分の力だとかなり頑張ってつっかえないで話すようにしても時間ギリギリ入るか入らないかなのですよ。ということは現状では模範解答並のクオリティとボリュームをアウトプットするのはちょっと無理だな、と。
でも、一週間の練習のおかげで前回よりは瞬時に意見や解決策が浮かぶようになりました。勿論、それを英語で言えるかどうかは普段の英語構築力にかかっていますが、つまり今度こそ英語力の勝負というか測定に持って行けそうです(写真描写問題などは自分の中でややテンプレ化されてしまったかもしれません)。
一週間で問題集を三回まわしたのですが、これ、資料を見て問い合わせに答える問題を繰り返しやっていると「どいつもこいつも資料持ってないとか家に忘れたとか、もっと自分のものは自分で管理しろよ」と思えてきます。一方、解決策提示問題は自分の同僚が企画するイベントには人が集まらず、自分の担当するオンラインストアは発送する商品を間違えたり、付属品を入れ忘れたり、自分が参加しているプロジェクトは進行が遅れ気味、そんなクレームや報告メッセージばかり聞いていると心が折れますね。ぽきっ。

【そして約三週間経過】
今回は結果を引っ張らずに書きますと160でした。10点アップ。TOIEICのレベル分けでは前回のスコアがちょうどレベル分けの境目に当たっていたので今回はレベル6からレベル7に上がったことになります。レベルと能力の表はこちら。レベル7だと「一般的に、レベル7に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。的確に意見を述べたり、複雑な要求に応えることができる。長い応答では、以下の弱点が一部現れることがあるが、意思の伝達を妨げるものではない。(以下略、詳しくはリンク先を参照)」とのことですが、自覚よりも高めのことが書いてあるのはLRを受けた際も同様。
スコア分布はここにあります。最高レベルのレベル8は受験者全体の2.0%、ここに入るにはかなり話せないとダメなんじゃないかと思っているのですが、その下のレベル7は10.9%です。

10点の上下は誤差範囲という気もしたり、しなかったり、ではありますが、とは言いつつ今回はほぼ現状で回答できることは出し切った感があるのでしばらくは受験せずに精進の日々です。

7/09/2017

TOEICスピーキングテスト結果が出ました

受験した経緯はこちらに書きましたが結果の発表がありました。まず得点の分布はここに掲載されていますが、最低が10で最高が200です。受験者数は毎回1000名前後のようで今回は871人。LR(リスニング&リーディング)テストが10万人前後であることから比較すると圧倒的に少ないですね。そしてそもそもが受験する方の英語力の平均はLRよりも高いのではないかと思います。
さて、今回の平均スコアは125.6で、190〜200というレベル8に属する人は全体の1.6パーセント。もうここは帰国子女(と言っても幅があると思いますが)などのかなり話せる人が属するグループなのではと思います。スコアによる可能なことのの目安がこちらに解説されています。
次のレベル7はスコアで言うと160〜180で、全体の11.9パーセントの方、レベル6(130〜150)は全体の40.9パーセントの方が属しています。レベル5が23.9、レベル4が17.0、レベル3が2.6、レベル2が0.9、レベル1が1.2です。
で、私のスコアですが150でした。つまり最も所属人数が多いレベル6。また、スピーキングテストでは発音、イントネーションとアクセントレベルも3段階で評価してくれるのですがそれぞれ発音がHighでイントネーションとアクセントがMedium。
やはり考えながら、話をまとめながら話すとそっちに気が持って行かれてイントネーションとアクセントはおろそかになってしまうようです。発音がHighに持って行けたのは良かったです。ここは英語学習のなかで初めて人に指導を仰いだ部分です。
さて、スコアを振り返ってみるに、素の英語力を測定したいからと無対策で受けたのが影響しているかなという感じはします。1つ前のエントリーにも書きましたが、顧客や会社の同僚がかかえている問題(という設定)に解決策を提示したり、フォーマルスーツを買うときに重視するポイントは? なんて質問に理由付きで答えたりということを、瞬時に意見をまとめて時間内に述べなくてはならず、これは英語構築力はもちろんですが、それ以前にレスポンスの瞬発力が求められます。そこがかなり手薄で制限時間内に言いたいことが収まらなかったり言っていることがまとまってなかったりということもありました。むしろよく150取れたなと思わなくもありません。
しかし、ここでふと思うわけです。
これって英語力以外のところ、それ以前の理由で失点してる場合もあるのでは、と。言うことが浮かんでいるのだけどそれが英文に出来なかったのなら、英語力の限界がそこにあると言うことですが、今回の場合はそこにすら達していない箇所がありました。
ではその瞬間的な応答力を上げれば、あとは英語力のみの問題となるはずで、その際のスコアはアップするのか? というのは気になるところです。しかし瞬発力向上練習をあまりやりすぎると、それは本来は避けようと思っていたTOEICへの最適化練習ということにもなってしまいそうな点が考えどころです。が、まぁ実際に反射意見構築力向上練習をしてそれによって点が上がればTOEIC対策のための勉強ってやっぱり効果あるよねって話になりますし、一方、スコアがほとんど変わらなければ小手先のテクニックでスコアを上げようと思っても、本質的な英語力が変わらなければスコアに変化ほとんどないのね。TOEICって測定精度高い、ってことです。もし下がったら?う〜ん、それは、私の英語力の問題でしょう。
ということで瞬間で意見をまとめる練習をして再度受けてみます。

6/11/2017

TOEIC スピーキングテスト受験してきました。レポート

先ほどTOEICのスピーキングテストなるものを受けてきました。最も一般的なLRテスト以外にSW(スピーキングとライティング)テストがあるのは知ってたのですが、採点がマークシートでなく人力なので受験料がやや高め。採点する人の側で考えれば妥当だと思うのでこれはこれで良いのですが、時間も長いしライティング力測定にはあまり興味ないしで遠くから眺めていました。
が、二週間前にスピーキングだけ受けられるようになっていたと知り、それだと受験時間が20分程度。料金もちょっと安い、そして受験者が定員に満たないときに追加募集がありこれだと少し割高なのですが先の予定を固定しづらい身にとってこれはありがたい。ということで先週申し込んだのでした。
もう三年前(だったかな?)にLRを受けたときも現在の実力を測りたいので特化した勉強はしなかったのですが、今回も同様の理由で特に勉強はなし。・・・というと聞こえが良いですが単に勉強しないことの言い訳でもあります。とは言ってもどんな問題が出るのかとシステムは知らないと現場で戸惑うと思ったのでサンプル問題はやってみました。
私は新宿会場で受けたのですが都内は確かあともう一カ所のみ。新宿校での受験者は10名程度。少なっ! スピーキング力のみを測定してスコアを付けることに需要があまりないのでしょう。で、全体説明の後に一人ずつ受付して写真撮って試験へ。試験はコンピュータ相手に進めていくので全員が一斉にスタートするわけではありません。部屋に入ると先に開始している人はマイクに向かって何か話しているし、自分の受験中も後から人が部屋に入ってきます。
コンピュータ上でいくつか最終確認、マイクとヘッドフォンのチェックをするのですがヘッドフォンをしても周囲の声は聞こえるわけで「あれ?これ聞いたら先の問題の推測が付くんじゃ? それにしてもあの人すらすらと話してるなぁ」などと思ったのですが、音読問題を受けている声でした。やはりズルはいけません。そんなこんなでまずは自分も音読問題へ。
(以下、実際の問題ないように触れることは禁じられているので、適当に作った例を使いつつ書いていきます)

【音読問題】
2第ありどちらも45秒の準備時間の後、45秒で音読。準備時間中にぶつぶつと実際に音読。いくつか言ったことのない単語がありましたが、大体はスペルで想像が付く範囲。固有名詞でわからないのがありましたがこれは経験上の勘で。環境的にモニターが割と近くにあり端から端となると視線を大きく移動させないと見えないのですが文章が割と横一杯に表示されていてこれが多少見づらかったです。しかしこれは改行が多いと読みづらいだろうという配慮なのかもしれません。実際、文章は2行に収まっていました。
数カ所、読み直したりしたのでそのあたりがどう判定されるかですね。準備時間の時はチェックしながら読んだためか40秒前後使ったのですが、実際に音読してみたら30秒かかりませんでした。

【写真描写問題】
写真が一枚表示されてそれについて説明する問題で準備時間が30秒、話す時間は45秒。
ラッキーなことに人がたくさん写ってたので軽く環境に触れた後はそれぞれの人について語ることで時間を埋められました。あ、でもShe has a wallet in her right hand. (<例)と言うべきところをin her left hand.って言ってしまいました。うん、これね。とっさに左右を言うの日本語でも苦手なので仕方がない。

【応答問題】
インタビューを受けるという設定で3つの質問に答えます。準備時間なし。要即答。最初の2問は15秒、最後は30秒話さないといけません。次第にタイムキープ力も必要になってきます。と言っても最初の2問は質問に定型通り答えると時間になりますし質問文が音声だけでなく画面にも表示されるので割と楽です。だって必要な単語はある程度はそこから拾えますから。例えば、
What do you think the best way to cheat on TOEIC test? と聞かれれば
I think the best way to cheat on the test is… と質問文から拾って自分の答えの前半部を作ってあとは後ろだけ作ればいいわけです。
と言っても今回は、実体験がほとんどないことを聞かれたので自分の発言内容がちょっと不満足。答えとして的確ではなかったかも。

【資料付き応答問題】
こちらはカンファレンスのプログラムなどが表示され、それを30秒間読んでから3つの質問が音声で流れるのでそれに答えます。音声の画面表示はなし。準備時間なしで要即答。15秒、15秒、30秒の3問。
質問さえ聞き取れれば資料を見て答えれば良いのですが、事前にどこに何が書いてるかの大ざっぱな把握と簡単な英文構築力は必要になります。今回は借りてこられる単語が一つ前の問題ほど画面上に多くはありません。時間に上手くはめるのが難しいですね。日本語だともう少し上手く出来るんでしょうが、5秒くらい余ってしまったり、最後の一言が入りきらなかったり。

【解決策提案問題】
お店の集客だったり、顧客からの苦情だったり何らかの問題を電話メッセージで受け取りそれに答える問題。30秒の準備で60秒話す。「そんなのあんたが自分でなんとかしなさいよ」と言いたくなる相談をされたのですがそうも言ってられません。自分が誰かを名乗って、問題を把握していること、そして解決策の提案。これね、本気で考えたら解決策が浮かばないので自分でもとうてい解決できると信じてない策を提案。If you have any questions, pleas call me. Thank you.で締め。締めの言葉は、何か問い合わせメールとかするといつもこんなことみんな言ってたなぁと思って真似してみました。本当はplease hesitate to call me. と言いたいところですが、ぐっと我慢。

【意見を述べる問題】
もう最後の問題。SWと違って短時間なので集中力が途切れることもなく遂に最後の問題です。何かトピックを出されて賛成か反対かみたいなのを答える問題ですが、準備が15秒、話すのは60秒。なので準備時間で全体を準備できるはずがなく話しながら構成していくことが問われます。ここで「電子書籍より紙の書籍の方が優れていると思うか(仮)」みたいな問題が出たのですが、正直に言えば一長一短。しかしここは立場を決めないといけない。どっちにつけば理由が言いやすいかななどと考えていたらすでに10秒経過。で、本当はこの例で言えば電子書籍についた方が利点を挙げられるのですが、思い入れが強すぎて話が拡散するリスクがあると思って敢えて反対の立場へ。と話し始めたら60秒を埋められるほどの肯定流や経験が思いつかず、言ってることに筋が通らなかったかもしれません。

と、全体こんなところですが楽しいテストではありました。ただ、またすぐに受けたいかというと、もうしばらくはいいかな、と。英文構築力はもちろんですが瞬発的に話をでっち上げられる能力が上がらないと劇的にスコアが伸びることはないと思います。
さて、一回受けてみただけの感想ですがこの試験で高いスコアを持っていることは英語を話せることになるのか? まずテクニックでスコアが取れるかと考えると写真描写問題辺りはある程度テンプレート化出来そうな気がします。応答問題も多少の訓練で特に最初の2題は割と取れてしまう気もします。3題目は対策は取りづらく、その場で考えて構築することが要求されそうです。後半になると英語の構築力以外に問題解決力や瞬発の会話力が問われてきます。なので全体としてはこのテストで高いスコアを出した人はそこそこ話せると考えて良いのではないかなと思います。が、高いスコアが出なくてもそれはその人の構築力ではなく瞬発力が足りない場合もありますね。

さて、今日のテストの結果はいつ出るんでしたっけ? 多分来月の上旬だったろうと思います。

5/19/2017

エックスマジックフェスティバルに出演します

6月28日{日}に横浜市開港記念会館にて、27名のマジシャンによるマジックのイベント「エックスマジックフェスティバル」が開催されることになり、私も参加させていただくことになりました。
【第一部】開演 10:55(開場10:30)
【第ニ部】開演 16:20(開場16:00)
前売り/一般3,000円、中高生1,500円、小学生以下1,000円
当日/一般4,000円、中高生2,000円、小学生以下1,500円

第一部と第二部では出演マジシャンや内容が異なり、私が出演するのは第一部の方です。様々なタイプのマジックをお楽しみいただけることと思います。詳細はこちらのサイトをご覧下さい。
チケットは上記サイト内ののリンクから、または私に直接ご連絡いただいてもご用意できます。