12/28/2013

iOS版かまいたちの夜をやってみました

かまいたちの夜といえばスーファミ版、PS版をプレイしました。少し前にiOS版が出たのでそれはそれで気になっていたのですが、いずれそのうちと思いつつ購入には至らないままでした。が、今回キャンペーン中で500円と安価であったことと、写真や音楽を新たに作り直されたと言うことを今更知って(後者の理由の方が大きい)遂に購入。(Android版も同様にキャンペーン中ですが私が購入したのがiOS版なので以下ではiOS版と表記します)
かまいたちの夜のiOS版Android版

まだ一人目の死体が出て来たところまでですがざっと感想を。
映画をキャストを変え、設定をアレンジして新たに作るのをリメイクと言いますが、これもサウンドのベルの移植ではなくてリメイクという感じ。背景、音だけでなくテキストもその表示方法も変わっていて、そのため読み進めるリズムも自ずと変わってきます。もともと今回のコンセプトが現在、流行しつつある電子書籍の進化形としての提示ということのようです。電子書籍がテキストのみであることに対して背景画やSEが入った選択肢付きのインタラクティブな読み物といったところでしょうか。
大きな違いとしてはこれはすでに各所で言われているように、青シルエットがなくなって背景画のみとなったことでしょう。その撮り直された背景画はより写実的になっています。が、しかしこれは好みが分かれるところではないかと思います。オリジナルははっきり見せることなく、画にそれっぽいエフェクトを加えることで想像力に訴えて怖さを演出していましたが(当時のマシンスペックも理由だったでしょう)今回は良くも悪くも現実そのまま。これは映画「ホビット」のハイフレームレート上映を見たときにも感じましたが、あまり表現をリアルの方向に振ってしまうと作品の持つ世界観やフィクション感が薄れてしまうように感じました。個人的にはオリジナルの画のタッチが好ましく感じます。

また、テキストの表示方法も変わったと書きましたが、今回は端末縦置きの画面に一気に数画面文の横書きテキストが表示され、自分で指でスクロールさせて読み進めます。文末まで読んだら画面をタップして次の表示へ、すると、またある程度の量のテキストが一気に表示・・・と基本的にはこの繰り返しです。オリジナルはテキストがテレビの一画面分を考えて作られていて、話の進行や表示リズム自体が演出となっていました。ためるところはためて気を持たせてから次を見せたり、一気にスパっとある単語を表示したり。
オリジナル版の進行方法が身に染みついている身からするとiOS版は先の展開が目に入りすぎてしまい、時間の進行が早く感じるというか、DVDを倍速再生で見ているような感じがあります。こういう違うデバイスで違う表示方法で見るとオリジナル版が如何にテレビ画面で見せることに最適化されたかが却ってわかります。
ただ、iOS版、表示に待たされることは全く(今のところ)ないのでこれはチューニングを頑張った結果なのではないかと思います。表示法だけでなくテキストの内容にも変更が加えられていて、今までもテレビドラマの話などはその時々の流行を取り入れていましたが今回は設定自体も色々と変更。今や携帯電話は誰もが持っていますし、写真はデジカメでなくて携帯電話で撮る人が圧倒的多数。そんな時代の変化を感じます。

音も録り直されたとのことで効果音はよりそれっぽくなっています。まだ例の悲鳴は聞いていませんがちょっと楽しみ。音楽もアレンジが変わったりしていますがこれまた好みの問題でしょう。個人的にはオリジナル版の方が良いように感じつつプレイしていました。が、途中で気付いたのはこれは曲のアレンジが変わったことのみが理由の印象ではなくて、オリジナル版はテキストの出るタイミングと曲の始まるタイミングなども計算されていたので特定の単語や表現が出たときに曲が始まる、なんてことが出来たんですよね。今回は何しろテキストはまとまって一度に表示されて読者が今どこを読んでいるかは読者次第なので、いまいち気持ちよいタイミングで曲が来ないのです。そのあたりにも起因するのではないかと。とは言っても音のクオリティはかなり高いですので私はせっかくならとこんな環境で遊ぶことにしました。



なにぶん、まだ途中までのプレイなので何かのきっかけで評価が変わることがあるかもしれませんが、かつて遊んだかまいたちの夜をスマートフォンで遊ぼうとすると違うところにばかり目が向いてしまうようで、これはもう冒頭に書いたようにリメイクと考えて楽しむのがただいいと思います。原体験がどちらにあるかというのもあるでしょうから初プレイの人が先にiOS版をやったら、オリジナル版の評価はまた違ったものになるかもしれません。個人的には移植版が出たらまた買ってしまうでしょう。違いはどうあれスマートフォンでかまいたちの夜がプレイできるようになったことはとても大きいことです。

そうそう、私的神ゲームの一つ、428も今回のキャンペーンで安く購入できます。私、これは最初にWiiで出たときに買い、PS3版が出たときにはHD解像度の静止画と5.1サウンドで遊びたかったためにまた買い、iOS版が出たときには飛行機に乗るときなどに遊ぶときのために買い、と3プラットフォーム分買いました。こちらは移植なのでiOS版も基本的には演出や内容は他のものと一緒です。そう来たか〜!という山の作り方や、続きが気になる展開、伏線が回収される快感などかなり気持ちよく楽しんで進められると思います。未体験の方はこの機会に是非どうぞ。
428のiOS版Android版

12/22/2013

BlackBerry Q5を購入

BlackBerry Q5を遂に購入。初BlackBerryです。

思い起こせば最初のスマートフォンであるTouch Diamondを手にして以来ずっとタッチスクリーンからの文字入力にはストレスを抱え続け、ミスタイプに気付かず文章を打ち続け、後で気付いて修正・・・しようにも矢印キーがなかったりすると正しい位置にカーソルを移動させるのがまたストレス。
その間、Bluetooth接続できるコンパクトなテンキーがないかとか色々探しつつも自分がタッチスクリーンに慣れるしかないかと諦めかけ、BlackBerryの存在は知っていたのですが、アメリカ人があの大きな手でちまちまと文字を入力しているというイメージで、よくやりづらくないなぁ、と。

転機が訪れたのはある日、あるバーに一人で行ったらたまたま隣に座っていた方がBlackBerryを持っていて、ちょっと触らせてもらったところ何とまぁ文字の打ちやすいこと。小ささなんて全く問題ではありませんでした。が、BlackBerryを使うにはBlackBerry社(旧RIM)とBISというインターネット契約を結ばねばならずこれを日本で扱っているのはドコモのみ。しかもFOMA契約のオプション扱い。(後にXiでも可能になりました)つまり色々と敷居が高い。

そうこうして何となく欲求を抑えつけ、忘れかけ、そんな中でふとアメリカのTVシリーズを見ると政府筋の役の人がBlackBerry端末を使っていてそこでまた所有欲上昇、と、そんな周期をここ数年送っておりました。

が、先日何気なくネットを見ていたら最新のOS、BlackBerry10ではBIS契約がいらなくなったとのこと。ほ、ほ、欲しい。

しかしこの二年ですでに電話を三台買い換えている身にはそれホントに必要なわけ? と自問自答すること一ヶ月。ついに物欲に負けての購入。まぁ、購入ページを一ヶ月前にブックマークした時点で勝負は決まっていたという気もしなくはありません。ヤマトの国際荷物のトラッキングで徐々に自分の家に近づいてくる様を何度も何度も何度も確認しながらオーダーしてから三日後に到着。早いなぁ。


冷静に考えるとUIの使い勝手はAndroidがウィジェットを置ける分だけ私にとっては上でして、iOSと比べてもあちらは何をするにも複数回のタップを余儀なくされるのでこれら3つのOSではAndroidが(私にとっては)ベストです。Androidはやりたいことが最短ステップで行えますから。しかし、文字入力のしやすさは圧倒的にBlackBerryの勝ち。
現状、日本語入力は出来ないのでメイン機とはなり得ませんが、短いメッセージのやりとりだったら英語でもローマ字でも(送りつけられた方は迷惑かもですが)意思の疎通は出来ますしね。
来年に来ると言われているアップデートで日本語入力が可能になるとの噂もあるのでそうしたらさらに好感度アップ。バッテリーもかなり保ちますね。今までのスマートフォンだったら一日保つかどうかの使い方をしてもこのQ5は二日は保ちそうです。


今年の自分的三大ベストバイのうちの一つはこれに決定です。