2/13/2018

「英語でマジックを」教室ご参加ありがとうございました

2月11日にマジックバー・サプライズで「英語でマジックを」教室を開催しました。参加された皆様、いかがだったでしょうか?当日にも述べたこと、またはその後、思いついたことなどなどを今回は書いておきたいと思います。
フレーズ丸暗記で対応することは一見、楽に感じますが却って記憶に負荷がかかりますし、覚えるべきことが膨大になってしまいます。またどれだけ覚えても「まだあれを覚えていない」という不安からなかなか抜けられません。やはり必要に応じてその場である程度は表現を構築できるようになるべきで、そのためには文法が必要です。また文法の知識があれば一つの表現を知ったときにそれを自分なりに組み替えて色々な場で応用することが出来ます。
そして学ぶ際には常に自分がそれを使う場を意識しすると、自分の物になるのが早いです。というか、そうでない限りはなかなか一つ一つの表現、構築力は自分の物になりません。レッスン内で簡単なカードマジックを演じる想定で英語を使ってみてもらいましたが、みなさまそれぞれ後で冷静に考えれば「あそこはああ言えた」「こう言うべきだった」という反省点があるかと思います。一方、あそこは上手く言えたという箇所もあるでしょう。その感覚が消えないうちに、落ち着いた頭でもう一度セリフを練り直してみて、実際に身体を動かして練習してみた方、そう。そういう練習はかなり有効です。また、自分の演目の中から一つ(でも二つ)でもピックアップして自分なりの英語でセリフを組み立ててみた方、はい、素晴らしいと思います。
反対に、今回得た知識を知識として捉え、「よし、次に必要になったら使ってみるぞ」と取りあえず知識を寝かせにかかった方、その寝てしまった知識は冬眠した熊のようになかなか起きないかもしれません。冬眠した熊がどれくらい起きづらいのかよく知りませんが。
また、いくつかの表現もご紹介しましたが、こういうのも「へぇ、そうやって使うのか。うん、覚えておこう」で止まるとなかなか使える道具になりません。実際に自分の状況に当てはめて、自分ならこう使うと具体的にイメージし、動作付きで声に出してみる、それくらいやって実際に使える道具の第一歩です。
常に自分が実際に使う場を想定して勉強を進める、これを意識するだけでかなり違います。せっかく皆様の貴重な時間とお金を使って得たことなのですから、是非使える道具としていただきたいなと思います。

【2018/02/16追記】
YouTubeチャンネルにマジックに使う英語フレーズの解説動画のアップを始めましたのでこちらもご参照ください。

2/01/2018

マジックに使う英語をYouTubeで

2月11日にマジックバー・サプライズで「マジックに使う英語」教室を開催しますがそろそろ定員に達しようとしています。あまりにもニッチなテーマなので2、3名来るくらいかと思っていたのですが大きく予想が外れました。申し込みをして下さったみなさま、ありがとうございます。
この教室では単にフレーズを寄せ集めて暗記するのでなく、英語の知識がほとんどない方、初級者〜中級者を対象に英語で演技をするという観点から、どう効率よく意思を伝えるか、「あれを表す英単語なんだっけ?」となったらどうするか、単語の羅列からもう一歩先に進めてみるにはどうするか、などを解説したいと考えております。
その教室に先立ちましてYouTubeではマジックに使う英語、例えば「カードを一枚心に思い浮かべて下さい」とか「コインはどちらの手でしょう?」などを何と言うかを解説する動画のアップを始めました。こちらはどちらかというとフレーズ寄りですが、要所要所で英語を軸にした様々な考え方も織り込んでおります。
よろしければ是非ご覧下さい。プレイリストのリンクはこちらです。